2011/12/11(日)オシロを手に入れたぞ

どこのご家庭にもあるオシロスコープを手に入れました。

oscilloscope.jpg

今回はデジタルオシロです。技術の進化ってすごいです。ボタン一発で波形を画像保存できることに感動。これでいちいちデジカメをオシロの前で構える手間が省けます。

届いた箱をよく見たら中国製でした。これ中国に持って行くと怒られる(下手すると捕まる?)気がするので不思議な感じです。付属プローブが1M/10M切り替えなし(10:1専用)だったのが残念で、しょうがない秋月のプローブ使ってます。

DCDCのノイズを測りたい

某寄稿原稿のためにDCDCのノイズを測ろうとしたのですが、

DCDC-5mv.PNG
DCDC-2mV.PNG

このありさま(汗)。調べてみると(スイッチング電源のノイズ測定は何故難しいのか?)要するにコモンモードノイズがオシロ本体を通して浮遊容量から電源側に戻っているらしい。プローブを0.01uF+50Ω終端とか色々してみると劇的に改善しましたが、それはそれで高周波ノイズを測るには微妙なので差動プリアンプを用意しました。

diff_preamp.jpg

1uFカップリング+10k入力抵抗の10倍(20dB)設定差動アンプ。色々試しましたが高周波まで利得が充分にあるオペアンプがなかなか見当たらず、手持の中ではLM7171が一番良い結果でした。*1

diffpre-osc.png

DCDCからの高周波誘導ノイズが減少しているのが分かります。バラックでもそれなりに効果がありました。あとでLMH6552あたりで差動プリの基板起こそうと思います。電源ノイズが測定できないとDAC作るのにも不便で……(^^;;

この辺のDCDC測定の話はいずれ記事にまとめます。


それにしてもテクトロのデジタルオシロは操作しやすくて本当に便利です。単発現象の観察もこれで可能になりますし、これから元を取るためにも来年はたくさん開発しなければ(苦笑)*2

*1 : LT1363もそれなりでしたがパルスノイズにかなり無力だった

*2 : しかし2466Bと2台体勢はさすがにオーバースペック(汗)

2011/03/09(水)ちょっとした電子工作

dcdc-bd.jpg

右は最強「PCM2702 USB-DAC」の製作 / PCM2702-v2のDCDC部分のみを基板化してものです。DIP8×DIP8サイズ。問題なく動きました。3Vぐらいから±12Vを生成できるので、ほしい人は多そう。部品をちょっと変更して委託しようかなと思っています。ニーズは薄そうなので量はつくりませんが(^^;;;


左はレールスプリットボードです。写真ではLT1364が載っていますが、手持ちで色々試したところAD8599+LMH6321が良い感じでした(5V動作時)。バッファはLT1010を使用するほうが音がなめらかで好みではありますが、AD8599+LMH6321だとしっかり鳴らすという印象でした。回路構成や定数は司氏が以前書いていたもののパクリ(苦笑)

基準となっている抵抗分圧に0.1uF程度の積セラを付けたらDC的に安定していいような気がしたのですが*1、付けても付けなくても音が殆ど変わりませんでした。むしろ付けない方がいいくらいに感じて不思議でした。

このボードは小型なのでTLE2426代わりに差し替えることができます。ほしい人いるかなあ。IC2個も使うので安くできないけど(汗)*2

*1 : AC電源ノイズに反応しなくなるのでオペアンプから余計なノイズが出にくくなるようなき気がして

*2 : LT1010版も基板製造したのですがLT1010CDDが入手難のため諦めました。

イヤホンパッド

ところで、100均のイヤホンパッドが1回で破れて使いものにならなかったので、まともそうなオーテクのイヤホンパッド買ってきました。

ear-pad.jpg

400円也。なぜかヘッドホンとして保証書が付いてきました。何を保証してくれるのがとても気になります(苦笑)

ちなみに使えればいい程度で転がしている悪名高いiPod付属イヤホンにつけるという何かとてつもない本末転倒を感じますが気にしたら負けでしょうか。