2009/07/24(金)ガラパゴス な みかか

去年ぐらいから、ドコモがJavaのエンジニアを集めているという話を方々から聞いていました。そんなに縁があるわけではない業界の話がこれだけ聞こえてくるってことはどんだけ人集めてるんだ? とか思っていたら、ようやくその謎が解けました。

ドコモなどは従来、自社端末向けには「iモード」を経由しソフト販売を行っていたが、スマートフォン向けのソフトは、iモードから購入することができない。(略)

このため、山田社長は、グーグルやマイクロソフトのOSが搭載されるドコモ向け端末では「ドコモがソフトの流通を管理する専用サイトを立ち上げる」と言明した。サイトは今年度中に試験版を立ち上げたうえで、来年度から商用サービスを始める見込みだ。

docomoからiPhoneが出ない理由

iモードが古くなった今、次世代でもグローバル化を避け、我が道を行ってがっぽり設けたいというドコモの思惑。そのために大量のエンジニアをドコモが囲い込んでいたということらしいです。

もうね、みかかの殿様商売はおなか一杯なので、いい加減滅んでくれないだろうか。*1

*1 : …とは言っても、S社はもっとryだったりする(苦笑)

2007/02/19(月)物事を理解する法

今日はちょっと古い記事のサルベージです。

理解と暗記の違い

受験とかの試験社会(記憶力主義)の弊害なんだけども、理解することと丸暗記することを区別できていない、その違いがわからない人がとても多い。受験の点数だけを考えれば、概念を理解するよりも記憶力さえある程度長けていれば意味も理解せずに暗記してしまった方が楽だし何より効率がいい。でもそれは社会(や大学以上)では通用しないどころか、理解の本質を知らないことで損をすることだらけだったりします。

いわゆる「使えない奴」ということです。

使える使えないというのは、現実の問題に対して解決策を持てるかどうか、自分で考えることができるかどうかというものに大きく依存します。理解することの大切さは、やはり本人が自覚しないとどうしょうもないのですが、それが自覚できたとして、どの点に心がけたら理解できるのかというポイントを挙げてみます。

理解したという状態を知ること

そもそも理解したという状況はどういう状況を指すのでしょうか? 一言でいえば「他人に説明できる状態」が理解した状態です。質問されたとしても「曖昧に」「なんとなく」としか答えられない状況は(厳密には)理解したとはいえません。ひとつの物事を取り出せば、半分理解したということもあり得ず、「理解している」か「理解していない」かは完全に2分されます。

例えば「4×3はどうして12になるの?」と聞かれたとき、「4つのものが3つあるから12個になる」といった説明ができれば理解している状況です。しかし「4×-3はどうして-12になるの?」と聞かれたとき、「片方がマイナスのかけ算だから答えはマイナス」といった説明では、理解しているとは言えません。それは(計算法則の)事実として正しいのですが、マイナスという概念を理解してはいないからです。*1

他に例えば「インターネットはどうしてつながるの?」とか、「どうして太陽は東から登るの?」とか、「どうして酸素がないと生きていけないの?」とか、まあともかく、ある事柄に付いてのこの種の質問に答えれれるようになったとき、それを初めて理解したと言います。抽象的な感覚になってしまいますが、答えるときの気分としては心の中で浮かんでいるイメージを言葉としてもどかしいながら繋いで行くという感じになります。「何かで読んだな……たしか……」というのとは大きく違います。

*1 : 数学的厳密性を別としても、この概念を正確にとらえている人は限られますが、深入りはしません

理解するために必要なこと

これは言葉では実に簡単です。「調べる」だけです。とは言っても「太陽はなぜ東から登るのか」→「地球が北から見たとき左回転しているから」という記述を見付けたとして、「ああそうなんだ」で終わらせてはいけません。なぜ「地球が左回転していると太陽が東から登るのか」がわからなければ理解したことにはなりませんし、どうして「北から見たとき」という限定が付くのか、その意味もちゃんと知らなければなりません。

理解ということは、そのような自問自答の繰り返しです。新たに生まれた疑問点を、紙に書いて考えてみたり、再び調べてみたり、考えてもわからなかったら人に聞いてみたりします*2。そうやってすき間無く「分かった」と思うまで「調べたり」「考えたり」という行為をやめてはいけないのです。なれないうちは辛いですし、説明には、例えば「左回転しているので太陽が東から登る」と当り前のように書かれている内容を理解するのに、数日とか1週間とかかかってしまうこともありますが、慣れないうちはむしろそれぐらい時間がかかる方が普通です。人によっては、生涯一度もこのような訓練をしたことがないのですから、時間がかかっても別に落ち込む必要なんてこれっぽちもありません。

もちろん全部が全部そんなことをしていたら、到底身が身が持ちません。ですが、きちんと身に着けたいこと、身に着けなければならないこと、人に説明しなければならないこと、文章にまとめなければならないこと(レポートなど)は、やはり理解する必要があると思います。どうしても時間に迫られているというときでも、基本的には急がば回れです。

ただ、いきなり物事を理解するというのは大変なので、先に十分になれてしまうという方法も有効です。例えば「負数のかけ算」などは、本質を理解することも大切ですが、それよりも前に計算自体に十分に慣れてから本質の立ち返って考えてみる、どういう意味をもつのだろうと自分なりに当てはめてみるというのは、大変有効な手段です。

*2 : たまに勘違いしている人がいますが、自分でろくに調べも考えもせずに人に訊くのはタブーです。そのようなことをしても全く身につかないどころか、説明してくれた内容もすぐに忘れてしまいます。人に訊くときは、例えば「北から見たとき左回転ならば、たしかに(これこれこうで)東から登るのはわかったのだけど、なんで北じゃないといけないのか分からない」といった風に質問します。また「これから○○について勉強したいと思うのですが、どういう道筋で学んだらいいと思いますか?」とアドバイスを求めるのも大変良いと思います。

理解すると何が徳か?

自分の頭の中に、対象の物事の概念ができあがります。このことの効果は計り知れないものがあります。例えばプログラムならば、今まで上手く書けなかったものがすらすら書けるようになりますし、言語が変わってもさほど苦労しなくなります。例えば営業の人ならば、いわゆる営業のテクニックなどの本質を理解することで、その効果を発揮することができます。逆に言えば、理解しなければいくら「○○テクニック」とかを覚えても全く役に立ちません。TVでやるような人づきあいなどのテクニックも同じです。

他にも、色々な資料にかかれた記述やネットの無数の情報のうち、どれが本当で、どれが間違っているかなどを見極める力も付きます。鵜呑みにせず自分で考えるということは、そういう能力を養う練習になっているのです。

簡単に言えば、応用力や情報の判断力、いわゆる考える力が身につきます。はっきり言って、社会でこれほど役に立つものはありません。

2006/12/04(月)なんで今頃、近未来通信を強制捜査するんだろうか

よく覚えていますが、近未来通信が創業当時の1997年~何年かの間、ネット上や雑誌などのIT系メディアでよく紹介されていました。

当時、よくクラスの友人達と話題になったものです。何度読んでも何を商売にする会社なのか理解不能という(笑)。コンピューターや電話その他について、素人よりは色々知っている人間達だったのですが、みんなで理解不能。はっきり言ってですね、登場当時から「いつ捕まるんだろう?」とか「誰か買えよ?」というネタになるぐらいの状況だったのですよ。

そもそも、電気通信関係は規制緩和が多少進んだとはいえ、電気通信事業法という法律に支えられた立派な許認可事業なんです。おかしいと思ったのですが、近未来通信は自らを一般第二種電気通信事業者と名乗っています。この事業者は届け出だけで電気通信事業を行えます*1。それでありながら、無知な第三者的にはお国お墨付き事業者のように映ったのでしょうか。

しかし、自分たちのような多少知識があるぐらいの人間が明らかにおかしいと分かるぐらい変な事業なのに、IT業界(雑誌)の方々が当時分からなかったはずがありません。それなのに当時あれだけ提灯記事書いておいて、何を今頃騒いでるんでしょうか。おまけに、なんで今頃強制捜査なんてしてるんですか、遅すぎまますよ。

*1 : その代わりできることも限られます

2000/01/03(月)質問をする前に

コメント欄での質問とお返事の基本スタンスです。

  • 学びたい人には手助けします。
  • 得たい情報だけ得られれば良い、という人は無視します。
  • 途中で簡単に諦めるのなら、最初から諦めてください。
  • 回答には(その後の)結果を返信してください。

目次

試せば分かることは、原則試してから質問する

Q.「回路のxxの部分をyyと変更してみたいのですが大丈夫ですか?」

Q.「部品のxxをyyに変更したいのですが大丈夫ですか?」

A.「試せばわかります」

回路や記事はその掲載している注意書きなどの範囲で動くように考えて作られていますが、実装方法によってはそれでもうまく動かないこともあります。基本的には動かなくても自己責任です。

変更するのでしたら「自己責任で自由にやってください」。変更後のことを聞かれましても、予想が付くことはありますが試さない限り正確なことは分かりません。

試せば簡単に分かることを試さず聞かないでください。自分の手を煩わせたくないから他人を頼るという考えは嫌いです。試して、失敗もしくは成功したら、どうして成功したか失敗したかを考えて、その上で質問するのは歓迎です。

こう考えてこう変更したら、これこれこんな感じでうまく動いてる(もしくはうまく行かない)のですが、この考え方で本当に問題ないでしょうか」

「これこれこんな感じなのですが、発振していないか心配です。テスターで確認する方法はないでしょうか?」

それでも試すことなく質問したい

最低限どういう考えで変更しようと思ったのか、変更後どうなると思うのかを可能な限り具体的に書いてください。どう考えて、何を目的として、それを行いたいのか。それならば返信のしようもあるかもしれません。

こう考えてこう変更したらこうなると予想するのですが、どう思いますか?」

ここが分かりません

Q.「ここが分かりません。教えてください」

A.「あなたがどれくらい分からないか書かれてないので答えようがありません」

A.「記事に書かれているとおりです」

何が分かって何が分からないのか。どういう風に分からないのか。記事に書かれている解説をどう理解して、どう考えて、その考えの中で具体的にどのように分からないのか。こういう情報がないとお返事を書くことは難しくなります。そもそも「単に分からない」という質問自体が不適切です。

「Aの部分はこれこれこうだと思うのですが、Bの部分はAとは別でどうなっているのですか。Aはこんな役割なのですか?」

その時点で予想されることやその時点での理解が書いてあればまだ答えようもあります。もし、具体的な質問を書くことができないなら、そもそも理解や知識が不足していると思われます。まずは調べることから初めてください。

自ら考えて質問すると理解が深まります。はじめから考える気のない人はすぐに忘れます。

初心者です。うまく動きません

Q.「初心者なのですが、うまく動きませんでした」

A.「初心者だから足りない分を補うための努力をしましたか?」

基本的に「初心者です」「素人です」と書かれているだけでとても印象が悪く感じます。初心者は何の免罪符にもなりません。初心者だからよく分からない、うまくいかないことはあるでしょう。

初心者ならば成功させるために(初心者でない人よりも)調べたり学んだりするべきです。そのような努力をしてなお上手くいかない時に初めて「初心者だから仕方ない」と言えるのです*1。もし必要な知識の在処に辿り付けないなら、その知識をどうやれば得られるか質問するのはとても有意義なことでしょう。

初心者だけど質問したい

質問の仕方としては的確ならば専門的な回答は理解出来ないという意味で初心者という言葉を使うのはありですが、それでも「どの程度のことまでなら理解しているか」書くほうがよほど印象は良いでしょう。

初心者は質問するなと言ってるのではありません。初心者でもそうでなくても、適切な質問をしてくださいとお願いしています。

*1 : もし本を買うお金がないというならネットや図書館で調べてください。そのような本がなくても、公立図書館や学校図書館はリクエストすれば本を置いてもらえます。

回答やアドバイス(返信)をもらったら

質問した以上、質問された側もその後の行方が気になっています。

アドバイスをもらったら、言われたことは(可能な限り)試してどうなったか報告するのが礼儀です。分からないことを質問したなら「理解できたかどうか」返信してください。アドバイスした側からすれば「うまくいっただろうか(理解できただろうか)」と気になって仕方がありません。

やりとりの中で逆に質問されたら、きちんと回答してください。それは問題がどのような状態か要領を得ず解決の道がみえなかったり、どう回答したら伝わるかわからないので質問していています。

ごく稀にあるのですが、色々な人からのアドバイスや「これこれを確認してください」をすべて無視し「こうなった」「ああなった」「どうしたらいい」をひたすら書き続ける人が居ます。最悪のパターンです。話を聞かない質問者にそれ以上何か言葉をかける人は居ないでしょう。

メールで質問を送られる方へ

メールで記事への質問が届くことがあります。

あなたが疑問に感じたことは他の人も疑問に感じているかもしれません。もし、質問があるごとに1つ1つ回答していたら、同じ質問を何度もされるかもしれませんし、その度に回答の文章をメールで送らなければなりません。

知識は公開され、蓄積されるところに意味があります。そのために、ブログでは今得ている限りの情報を公開しています。公開することで回答に間違えがあれば誰かが教えてくれるし、もしかしたら他の人が回答してくれるかも知れません。あならからのメールをあなた一人だけに回答していれば、知識は公開されず、蓄積もされず、世の中のためになりません。

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