超高音質ヘッドホンアンプ - SakuraAMP Whiteの製作/op-ebuf

はてブ数 2026/07/08電子::HPA

これまでの研究の集大成として、待望の新作ヘッドホンアンプ「SakuraAMP White」を設計・製作しました。

SakuraAMP-w_30.jpg

※以下、技術的な話に興味がない場合はBoothの紹介ページを見てね。

開発の経緯

このアンプの雛形は2個目のD級HPAの発表後くらいにはありました。開発コードはop-ebuf。長らくHPA(ヘッドホンアンプ)を発表しない間も、研究自体は続けていた感じです。通常、回路Versionは完成形だなと思った時点で「Ver.1.00」としているのですが、手元にある基板を見ると2022年に「op-ebuf Ver.1.00」の基板が製作されています。*1

それなのに今まで一切発表していませんでした。その理由のひとつがD級ヘッドホンアンプ Ver.2.3のほうが音が良かったからです。D級HPAのノイズ対策や動作安定化に成功したのは去年のことですが、それ以前からD級HPAの音質ポテンシャルは高かったのです。

去年完成したD級HPAですが、ある意味「D級の究極とも言える形」になってしまったので、これ以上を目指すのならD級は無理だと悟りました。それを踏まえて、アナログ(AB級)回帰としてop-ebuf回路の改良に本格着手しました。そうして出来上がったのが、今回のヘッドホンアンプになります。

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オペアンプのパラメーターと音質の関係

はてブ数 2026/07/02電子::アンプ

最近ようやくオペアンプの性能パラメーターと音質の関係が見えてきたので、まとめておきます。

オペアンプの音質比較でよくある問題

このブログでも何度となくオペアンプの試聴テストをしてきましたが、「回路によって最適なオペアンプが変わる」というのは、本当によくあることです。

もちろん、電源電圧が変わればオペアンプの性能が変化しますし、選択できるデバイスも変わるため、最適解が変わるのは当然です。しかし、電圧が一定でも回路によって最適なオペアンプはコロコロ変化します。

でもよく考えてください。巷で信じられているとおり、もし本当にTHD(歪率)だけで音質が決まるのなら、それはちょっとおかしな話です。ある程度「型(お約束)」を守った回路でみんな製作しているのに、オペアンプのTHDがそんなに大きく変化しますか?

実のところTHDは音質に影響する指標の一つにすぎません。音質には次の三大要素が強く関わっています。

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ボリュームの音質改善方法(電子ボリュームを含む)

はてブ数 2026/06/06電子::オーディオ

ボリュームの音質改善方法を新発見したので、古典的な疑似Lアッテネーターと比較する形でまとめました。

以下、記事内で「R1」は、音質に優れたRT0603 10ppm/25ppmを想定しています。

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2026/05/18(月)電子ボリュームの耐圧問題。低電圧で使用するときの注意点

デジタルポテンショメーターや電子ボリュームの基本から耐圧問題について。外付けのミュート回路がなぜ必要なのかについてまとめました。特に低電圧で使用するときは色々大変です。

プチバズした、違法建築基板で何をやっていたのかの解説にもなっています。

なぜデジタルポテンショメーターを使用するのか

デジタルポテンショメーター(電子ボリュームを含む)は、シリコン抵抗*1で構成されたボリュームであり、原理上は抵抗アッテネーターと同一です。シリコン抵抗は経験上音質が良いので、(オペアンプ非内蔵品を)ちゃんと使えば*2一般的なアナログボリュームよりとても音質が優れています。

アナログボリュームによる音質劣化はその影響の大きさからよく知られていますが、電子ボリュームはその問題を避ける有効な手段です。

他の方法、例えば抵抗分圧によるゲイン切替だけのアンプ等も市販されていますが、「音は良くても使いにくくない?」と個人的には感じてしまいます。

*1 : シリコン抵抗自体の性能は、シリコン薄膜抵抗なら35ppm、ポリシリコン抵抗なら600ppmです。アナデバの解説記事を読む限り、スイッチ抵抗の影響が大きいそうなので、35ppmより大きく300ppmより小さいものは抵抗自体は薄膜みたいですね。

*2 : ちゃんとの定義が難しいですが、電源がDCDC昇圧等をそのまま使ってるときは大部ダメかなという印象です。

電子ボリュームと一般的なデジタルポテンショメーターの比較

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