トランス式ACアダプタの基礎と ADA-T60/E のレビュー

はてブ数 2026/01/30戯言::技術電子::電源

5V動作のスピーカーアンプ回路を製作中なのですが*1、秋月6Vスイッチング電源を使ったら(トランス式電源に比べて)音が悪かったので、ナカバヤシ(旧ミヨシ)製トランスACアダプタを購入しました*2。写真右は比較用のサンヨー(SANYO)製ACアダプタです。

ADA-T60.jpg

使ってみると普通トランス式ACアダプタと挙動が違うので、トランス電源の基礎的な部分の解説をしつつ解析してみました。また、分解せずに解析する過程で教科書で見るような電子回路の知識を活用しますので、そういう意味でも面白いかもしれません。

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2026/01/16(金)JLCPCBを使ってみた(Elecrowとの比較)

ずっとElecrow専門でしたが、最近Elecrowの製造が遅めなので、試しにJLCPCBを使ってみました。

製造ルール抜粋

項目ElecrowJLCPCB
最小パターン幅0.15mm0.10mm / 2oz:0.16mm
最小パターン間隔0.15mm0.10mm / 2oz:0.16mm
最小パッド間隔0.15mm0.10mm
最小シルク高さ0.8mm1.0mm
最小シルク線幅0.15mm0.15mm
最小ホール経0.3mm0.3mm*1
最小ランド経0.45mm0.4mm
外形線との間隔0.7mm*20.20mm
  • シルクは、高さ0.8mmや幅0.1mmにしても、どちらも問題なさそう。
  • 製造能力は概ねJLCPCBのほうが高いけど、どちらも一般用途には十分。

参考資料

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2025/12/13(土)CH32V003J4M6でハードウェアSerialとSWIOを同時使用 +Tips

CH32V003関連Tips集。特にSOIC 8pinのCH32V003J4M6について。

ハードウェアシリアルを有効にするとSWIOが死ぬ問題

CH32V003J4M6.png

CH32はSWIOと呼ばれるピン1本でファームウェアの書き込みができます。CH32V003J4M6では、SWIO(8pin)に他に多くの機能が割り当てられており、いずれかのペリフェラルをonにするとSWIO機能がオフになってしまいます。

SWIOがオフになると、CH32V003への書き込みに失敗するようになります。これを解決するにはWCH-LinkUtilityを使用してROMを消去する必要があります(参考サイト)。

回避策としては、

  • deley()や他の入力ピンなどを使用して、条件付きでSWIOをonにする。
  • ハードウェアシリアルを使用しない(ソフトウェアシリアルで代用)。

などが知られていますが、どれも不便です。

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2025/11/15(土)ハンディオシロ兼マルチメーターET828Proを買ってみたら……

ハンドヘルドオシロスコープがあると、ちょっとした信号確認にオシロスコープを出さずに済んで便利という話を読んでからずっと欲しかったマルチメーター兼オシロスコープ。色々検討してひとつ買ってみました。そして速攻改造しました(笑)

購入の経緯と問題

ET828Pro_01.jpg

購入したのはET828Pro(なおアリエクで買うほうが安い)。

  • 切替がダイヤル式
  • 10MHz/50Msps
  • 単3電池×3本

ダイヤル式は使いやすさに直結します。オシロは10MHzまでという話ですが、そこはあまり期待しておらず「50Mspsなら1MHzぐらいまではちゃんと見えるでしょ?」ぐらいの感覚です。

この中で一番気にしたのはバッテリー内蔵じゃないこと。リチウムイオン電池製品は国内メーカー以外はあんまり買いたくないんですよね……。*1

画像はオシロを使っているところです。わくわくしながら信号測定をしてみたら、最小電圧レンジが0.5V/divでした。なんと……。こんなの使い物にならない;;

(アリエクの)商品説明のページにはちゃんと書いてありますので見落としですが、とはいえそんなしょぼい仕様のオシロが存在するとは思ってないので狐につままれた気分になり、その無念さをツイートしたらプチバズ。嬉しくはない(苦笑)

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D級ヘッドホンアンプ Ver.2.3 / pwm-hpa2.3