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LT3582は2.55V~5.5Vの単電源から正負電源を生成できるICで、出力電圧はプログラミングできます。予め12Vに設定されたICを使って±12VのDCDCコンバータを製作しました。
前作ったやつと基本的には同じですが、基板を起こし直しました。PCM2702-v2 DACのDCDC部分を取り出したような感じですが、多少調整しています。
入力電圧 | 2.55~5.5V |
---|---|
出力電圧 | ±12V |
出力直流等価抵抗 | 約5Ω |
大きさ | 縦横 約20.5mm / 厚み 約4.3mm |
出力電流 | 50mAぐらいまで / 絶対定格130mA(L3,L4の制限) |
このボードは出力にLフィルタが付いているため、直流等価抵抗を持ちます。出力電流に応じて電圧降下が発生します。
番号 | 概要 | 型番 |
---|---|---|
U1 | DCDC IC | LT3582-12 |
C1,C2 | 積セラ 10uF/16V/X5R | EMK212BJ106KG-T |
C3,C4 | 積セラ 10nF/25/X7R | - |
C5,C8,C9 | 積セラ 1uF/16V/X7R | EMK107B7105KA-T |
C6,C7 | 積セラ 47uF/16V/X5R | C1210C476M4PACTU |
D1,D2 | SBD 30V/2A/0.37V@2A | CMS06(TE12L,Q,M) |
L1,L2 | パワーコイル 10uH | NR6028T100M |
L3,L4 | チップコイル 100uH/4.5Ω | GLCR2012T101M-HC |
F1,F2 | フェライトビーズ 1kR | MMZ2012R102A |
入力に大きめのコンデンサと出力フィルタつけてある以外、ほぼデータシード通りです。*1
元々C6/C7も10uF、L3/L4に10uHや47uHを使っていたのですが、いざアンプにつないで試聴テストをすると音がガヤガヤするので、47uF/100uHに変更。DC安定度は少し悪くなるのですが、簡単にみた感じでは電池とそんなに変わらないかという感じでした。
いつものヘッドホンアンプを熱暴走しないよう定数変更*2して使いましたが、両チャンネルで50mAぐらい消費して、このとき入力は4V前後で400mAぐらいになります。
実際100mA程度までは動作しないこともないのですが、電池(エネループ)では電流不足のとなるため50mAぐらいが限界の模様。また電流を多め(100mA~)に取ったとき、5Vを超えると動作が不安定になることがあります。入力側のコンデンサを増やすことで改善するかもしれませんが未テストです。
追加情報があれば随時掲載します。委託頒布はこちら。