2025/12/13(土)CH32V003J4M6でハードウェアSerialとSWIOを同時使用 +Tips
CH32V003関連Tips集。特にSOIC 8pinのCH32V003J4M6について。
ハードウェアシリアルを有効にするとSWIOが死ぬ問題

CH32はSWIOと呼ばれるピン1本でファームウェアの書き込みができます。CH32V003J4M6では、SWIO(8pin)に他に多くの機能が割り当てられており、いずれかのペリフェラルをonにするとSWIO機能がオフになってしまいます。
SWIOがオフになると、CH32V003への書き込みに失敗するようになります。これを解決するにはWCH-LinkUtilityを使用してROMを消去する必要があります(参考サイト)。
回避策としては、
- deley()や他の入力ピンなどを使用して、条件付きでSWIOをonにする。
- ハードウェアシリアルを使用しない(ソフトウェアシリアルで代用)。
などが知られていますが、どれも不便です。
2023/08/03(木)64bit Raspberry Pi OSでターミナル動画再生サイネージ
「ラズパイでデジタルサイネージ的なもの作れない?」と依頼されたので構築したときのメモ。Xを入れずにコンソール(CUI)のみで作りましたが、結構手間取りました……。
※omxplayerは開発終了(deprecated)しているので使用しません。
概要
- Raspberry Pi OS 64bit Lite版(bullseye)
- GUI/Desktop(X Window System)不使用。
- WiFi接続。
- 起動後自動的に動画を再生する(rtspでもファイルでも)。
2021/12/24(金)ESP32 SDKのカスタムビルドを使った開発環境作り
BluetoothSerialのWindowsのCOMポート接続不良問題
※この問題は、Arduino IDEの「ESP32モジュール Ver2.0.5」、PlatformIOの「Espressif 32 Ver5.2.0」にて解決しました。
ESP32標準SDKのBluetoothには、WindowsのBluetooth 5.0以降のアダプタから接続したとき、うまく接続されない不具合があります。
BluetoothSerial(SerialBT)ですと、Windows側から接続を開始したときに
ASSERT_WARN(103 23), in lc_task.c at line 8775
というエラーが表示され、接続に失敗します。これを解決するために、SDKをリビルドし、リビルドした開発環境を構築することを目的とします。
2021/12/17(金)ESP32いじりメモ
2020/02/14(金)Raspberry Piで設定済システムをイメージ化する
Raspbian や Volumio などの設定済システムを、なるべく小さくディスクイメージ化するメモ。
お手軽に縮小する
# fdisk -l /dev/mmcblk0 Device Boot Start End Sectors Size Id Type /dev/mmcblk0p1 8192 532479 524288 256M c W95 FAT32 (LBA) /dev/mmcblk0p2 532480 15554559 15022080 7.2G 83 Linux
8GB SD に Raspbian を入れた場合こんんな感じになります。下のパーティションが root ファイルシステムです。これを縮小します。
オンラインだと面倒なので、Linuxマシンを別に用意し、そこにラズパイ用のSDを入れて編集します。
# e2fsck -f /dev/sdb2 # resize2fs -P /dev/sdb2 resize2fs 1.44.5 (15-Dec-2018) Estimated minimum size of the filesystem: 470543
ブロックサイズは4KBですので、470543ブロック×4KB=1.9GB程度まで縮小できることがわかりました。キリの良いところで2GBに縮小します。resize2fsでは限界まで縮小できないので、余裕を持って縮小後サイズを設定する必要はありません。
# resize2fs -p /dev/sdb2 2G resize2fs 1.44.5 (15-Dec-2018) Resizing the filesystem on /dev/sdd2 to 524288 (4k) blocks. The filesystem on /dev/sdd2 is now 524288 (4k) blocks long.
resize2fs は 1.5G といった指定はできません。1536Mと指定する必要があります。
ファイルシステムを縮小したらパーティションを縮小します。fdiskでパーティションを削除してから、スタートブロックを揃えてパーティションを再生成します。
# fdisk /dev/sdd
Command (m for help): d
Partition number (1,2, default 2): 2
Command (m for help): n
Select (default p): p
Partition number (2-4, default 2): 2
First sector (2048-15554559, default 2048): 532480
Last sector, +/-sectors or +/-size{K,M,G,T,P}: +2G
Created a new partition 2 of type 'Linux' and of size 2 GiB.
Partition #2 contains a ext4 signature.
Do you want to remove the signature? [Y]es/[N]o: n
Command (m for help): p
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sdd1 8192 532479 524288 256M c W95 FAT32 (LBA)
/dev/sdd2 532480 4726783 4194304 2G 83 Linux
1セクタは512byteですので、「512×4194304 = 2147483648」と resize2fs の結果「524288×4096 = 2147483648」が等しいことを確認します。確認して問題なければ、最後に書き込んで終了です。
Command (m for help): w
これで縮小されたシステムがSDに構築されました。
ddでイメージ化
最後にこのSDイメージ化すれば完成です。このときは、2つめのパーティションのEndの値「4726783」に注目します。先頭からこのセクタまで保存すれば良いので、「(4726783+1)×512 = 2308MB」を保存します。
dd if=/dev/sdd of=./img.file bs=1M count=2308 status=progress
これでイメージが完成しました。
問題点
お手軽で良いのですが、ひとつ問題点がありまして、この手順では極限まで小さくしたイメージを作ることができません。出来上がったらイメージからRaspberry Piを起動するとこうなります。
$ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/root 2.0G 1.3G 644M 66% / /dev/mmcblk0p1 253M 52M 201M 21% /boot
このように800MBほど空いている領域があるわけです。またパーティションのスタートブロックも、8192から2048に減らすことで容量を削減できます。
限界まで縮小したイメージを作成する。
- パーティション1のファイルをどこかにコピーしておく。
- パーティション2の内容をどこかに「cp -rp」でコピーしておく。
- fdiskで表示される「Disk identifier:」の値をメモしておく。*1
- fdiskで現存するパーティションを削除する。
- dosパーティション(パーティションタイプ"C"。100MB程度)とLinuxパーティションを作成する。このときのサイズは、「Used」のサイズ(コピーしたファイル全体のサイズ)を参考にする。
- 新しいディスクにコピーする場合、またはディスクを一度初期化した場合は、fdiskでDOSパーティションテーブルを作成し「Disk identifier」の値を書き換えます。fdiskで「x」「i」と入力したあと、3でメモした値を入力します。
- ファイルシステムを作成する*2。
mkdosfs -F32 -nBOOT /dev/sdd1 mkfs -t ext4 /dev/sdd2
「-nBOOT」はディスクラベルをBOOTにする設定です。DOS領域(vfat)のラベル名をBOOTにしないとラズパイが起動しません。後から変更する場合は、dosfslabelコマンドを使用します。
dosfslabel /dev/sdd1 BOOT
- 作成したパーティションをマウントしてファイルを書き戻す。ext4領域は必ず「cp -rp」でコピーする。
これで作業完了です。SDラズパイに挿入して起動することを確認します。問題なければ、上と同様の手順でイメージ化します。
注意点
DOS領域のディスクラベルを「BOOT」にすることと、「Disk identifier」の値を保つことです。
fstabやカーネル起動オプションでは「PARTUUID」によってデバイスを指定しています。PARTUUIDはファイルシステムのUUIDではなく、パーティションにつけられたUUIDです。DOSパーティションテーブル(MBR)には存在せず、gptパーティションテーブルが持つものです。
DOSパーティションにはPARTUUIDの概念はないのですが、「(Disk identifier)-(パーティション番号)」をPARTUUIDの代わりとして使用するようになっています。ですから「Disk identifier」を維持する必要があります。
パーティション領域の自動拡張
/boot領域(Windowsから見える領域)の「cmdline.txt」に「init=/usr/lib/raspi-config/init_resize.sh」をつけることで、初回起動時のパーティションの拡張を実行できます。
しかしこれだけだと、パーティションは拡張されますが、ファイルシステムは未拡張のままです。ファイルシステムの拡張は /etc/init.d/resize2fs_once というファイルで行われています。
#!/bin/sh
### BEGIN INIT INFO
# Provides: resize2fs_once
# Required-Start:
# Required-Stop:
# Default-Start: 3
# Default-Stop:
# Short-Description: Resize the root filesystem to fill partition
# Description:
### END INIT INFO
. /lib/lsb/init-functions
case "$1" in
start)
log_daemon_msg "Starting resize2fs_once"
ROOT_DEV=$(findmnt / -o source -n) &&
resize2fs $ROOT_DEV &&
update-rc.d resize2fs_once remove &&
rm /etc/init.d/resize2fs_once &&
log_end_msg $?
;;
*)
echo "Usage: $0 start" >&2
exit 3
;;
esac
このファイルを作成し、実行権限をつけます。そして /etc/rc3.d/S01resize2fs_once からリンクを貼ります。
vi /etc/init.d/resize2fs_once chmod +x /etc/init.d/resize2fs_once cd /etc/rc3.d/ ln -s ../init.d/resize2fs_once S01resize2fs_once
これで初回起動時のパーティション&ファイルシステム自動拡張が有効になります。
Raspbian初回インストールメモ
/bootは、SDをWindowsから開いたときに見える中身と同一。
- /boot に ssh ファイルを置くと、sshサービスを有効化できる。
- /boot に以下のような wpa_supplicant.conf を置くと、自動で /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf にファイルを移動してくれる(コピーではなく強制移動)。これにより無線LANに接続できる。
- 複数のネットワークに接続する場合は、networkを複数記述すれば良い。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="SSID"
psk="PASSWORD"
}
mjpg-streamerインストールメモ
apt-get install git cmake libjpeg-dev imagemagick git clone https://github.com/jacksonliam/mjpg-streamer.git cd mjpg-streamer/mjpg-streamer-experimental make sudo make install mjpg_streamer -o "output_http.so -w ./www" -i "input_raspicam.so -fps 60"