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2010年10月01日の記事

2010/10/01(金)「HA10mini基板」を製作・試聴した

1ヶ月以上放置されていたHA10miniをようやく製作しました。

HA10mini.jpg

  • チップTR付けるのは別にどうということはなかったけども、A型は奇数、C型は偶数みたいな処理がされてなかったり、部品番号のつけ方が左右チャンネルで違ったりするので非常に面倒くさかった。
  • Zobelの0.1uFフィルムコンデンサに黄色いポリプロ(昔秋月にあるの)付けたら高さのせいで組み立てられず、結局取り外し。
  • バイアスの変更に分解の必要がある。
  • 1DIPどころか1mmも離れていないブリッジNGなパッド等があちこちあるので、ハンダ慣れしてない人には大変そう。*1

*1 : 自分は基板起こすときは可能な限りDIP1つ分は開るようにしてる。

製作回路の変更点。

  • 入力保護抵抗の省略(R45,R46をジャンパ)
  • 倍率の1倍化(R20,R42をジャンパ。R21,R43を未実装)
  • 以下は説明書で許容されている変更
    • R15,R16,R39,R40を4.7Ωに。
    • R9~R12,R31~R34を2Ωに。

その結果。

  • バイアスを設定してもすぐ熱暴走(原因不明)。
  • ボリュームを最大にすると寄生発振(入力保護抵抗を省略したのが原因)

再生による熱発生→バイアス増加となるので、面倒くさいのでその状態で使うことにしました。1トランジスタあたり40mAなので、片chあたり80mA終段に流してます。

試聴

20時間程度のエージング&個人の主観です。ヘッドホンは高能率40Ω。

試聴対象。

製作直後、HA10miniの恐ろしいまでの音の綺麗さにビビリました。これはop-dbuf2はダメかも知れないと(苦笑) 20時間ほど電源ぐらい入れて全部放置の上、再度聞き比べ。

音の綺麗さではop-dbuf2の惨敗でした。中高域が綺麗というか響きがいい。ただ出力インピーダンスがやや高いようで、低音の締りが弱くその影響で量感が多めです。普通設定しない終段100mAでこうなってしまうので裸ゲインの弱さが効いてる模様。裸インピーダンス以外にもNFBも影響するんだなあと思い知った*2。響きの良さも若干残響しているようにも感じました。ただしそれを差し引いても音は綺麗です。*3

op-dbuf2ではREYの影響で音の綺麗さでは敵いませんでした。改でいい勝負ですがそれでも負けてる気がする。好みもあるとは思うけど。

*2 : オペアンプで組まれた某アンプとも比較しましたが、某アンプではきちんと残響せずに止まった。

*3 : そもそも音がぴったり止まりすぎるとそれはそれで面白みがない音だったりしますし、特段欠点というわけではないです。

通電100時間超え 2010/10/06

十分通電エージング済ませて改めて聞いてみました。

改善されたところ。

  • 若干あった刺さりっぽさがなくなった。
  • 異様な綺麗さが落ち着いた。それでも比較すると中高域が綺麗。
  • 低音のしまりの無さが改善された。それでも比較すると低音がぬるい。

SEPCを使ったのでやはり100時間超えないと落ち着きませんでした。中高域が綺麗だけど低音がぬるいというのが総合的な感想です。低音はベースとか楽器の響きの部分になるので、気になる人は辛いかも。

そこが気にならない人は、中高域の綺麗さが心地良く感じるところだと思います。落ち着いて音は似通ってきたものの、傾向は当初感想と同じ。

よく言われる刺さりがないのはヘッドホンの差もあると思いますが、Zobel抵抗(R22,R44)を10Ωに変更*4したのが効いてるのかも知れません(未確認)。

念を押しておきますが回路定数が変更されたものへの感想で、オリジナルに対するものではありません。

*4 : 15Ωなんて持ってないので。

熱暴走?な件 2010/10/20

当初終段抵抗が1Ωだったため、抵抗を規定の2Ωに変更しバイアス電流を1トランジスタ当たり10mA(設計規定値の下限)に調整。その後テストしてみました。

40Ω高能率ヘッドホンで普通に聞いていると、終段トランジスタが発熱するのかすぐにバイアス電流が40mAに跳ね上がりました。R5,R6,R27,R28に330Ωを使用していたため390Ωに変更したら少し改善したものの、それでも30mAぐらいまで増えました。

これはおそらく設計仕様な印象なのですが、倍率下げたせいで若干発振してるとかなのかなあ。同じ症状だって人居ますか? 使用したトランジスタは2SC4116/2SA1586のGRです。

使用上で困るわけではないけど、なんか気持ち悪い。*5

*5 : なお発熱状態で10mAに調節すると使用中に冷えて2mAまで下がります(苦笑)。どうも5mAぐらいに電流増加の境界がありそう。

確認したかったのは

HA10miniに音質的に全然敵わないとなれば某キットの配布を考え直す必要があるなと。綺麗さでは完全に負けるけど、許容範囲と思っておきます(汗) REYは電源入れてしばらくしないとまともな音しないのが難点ではあります。ビスパで頒布中なんだから、ついでにLGMFSでも買って変更してください。

とても音が綺麗なHA10miniもおすすめだけど、違う方法や部品で製作すればまた音も違うので、その辺は自己責任でお願いします(汗)

TPA1517スピーカーアンプ

関係ないけどTPA1517スピーカーアンプのキットを委託しましたヘッドホンじゃありませんスピーカーです。

すごく音がいいのにあまり作ってくれる人が居ないので、最初の19個に限り破格の3980円*6。この値段で出ることは今後ないと思いたい。それ以前に今後もこのキットを提供するか分かりません(笑)

ちなみに、記事にあるユニーバーサル実装の回路より、キットのほうが音がいいっていう悲しいオチが付いてます。作りこんであって今更基板入れ替えたくないのでそのまま放置(苦笑)*7

*6 : すごい理由だけど事実(苦笑) 価格ですが、部品を個別購入したときの値段と委託手数料と基板制作費とだけ書いておくので、あとはご想像にお任せします。

*7 : 基板というより切り替えスイッチやその他差し込み端子の接点とかで音が劣化してるのかもしれない。