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2022/03/09(水)OpenWrtでIPv6とDS-LiteとPPPoEを全部使う
OpenWrtを設定&構築したメモ。DS-LiteではなくMAP-Eでも参考になるかと思います。
- ことの発端
- 構築目標
- OpenWrtと対応機種
- OpenWrtのインストール
- IPv6パススルーの設定
- DS-Liteの設定
- PPPoEとマルチルーティングの設定
- ファイヤーウォールの設定
- フェイルセーフモードと強制復旧方法
- その他の設定
- 通信速度例
- 特定のポートアクセスをルーティングする(2024/05/17)
- まとめ
- メモ
※ネットワークの知識がない方はOpenWrtには手を出さないでください。
ことの発端
家庭内ルーターとして「NEC Atermシリーズ」を使っていたのですが、性能は申し分ないものの問題点があります。
- 最新機種でもDS-Lite使用時PPPoEをパススルーできない。*1
- そのせいで、PPPoEとDS-Liteの併用ができない。*2
- LAN内にDNSサーバを立てるとルータのDNSマスカレード機能が不安定になる。
WG1200HSはDS-Lite非対応なので、PPPoEと併用可能なら新しいのに買い替えてもよかったのですが、こんな状況ではAtermが選択肢に入らない。かといってBuffaloは安定性に問題ありそうなので、いっそのことOpenWrtルーターすればよいのでは? と。
構築目標
- PPPoEとDS-Liteを併用する
- LAN内の一部のマシンのみPPPoE側を使用する。
前提条件
- ルーターのWAN側にはONU(光回線終端装置)が接続されている。
- IPv6オプション(IPv6ネイティブ通信)が利用可能になっている。
- DS-Lite(or MAP-E等)が使える状況になっている。
- PPPoEが使える状況になっている(プロバイダ側で併用が許可されている)。