2008/04/22(火)作業中
オーディオカード Prodigy 192VE
192VEのチップ出力抵抗、DAC/ADCまわりのアナログ電源コンデンサ交換と回路変更(ノイズ対策)をしました。SE-U55SX(改)と同等の音質。もしかしたら越えたかも? という感じになりました。ついでにADCまわりも強化して録音品質向上に挑戦。
結果、またも原形留めてない説(笑)
「SE-U55SX(改)があるのになぜ?」という疑問もあると思いますが、結局のところProdiy(AudioTrak)はソフト(ドライバ)がとても使いやすいという一点に尽きます。裏を返せば…ry
USB-DAC
PCM2901 DACの録音部分の回路を作ろうと思ったのですが、録音ボリュームを付けようかどうか迷っています。下手なボリュームつけると劣化するし、かといってWindows側からの録音制御もまったく効かない状況ですので、困ってしまいました。
ボリュームは諦めるかな……。
FETヘッドホンアンプ
このサイトで一番人気なコレですが、次期バージョンのため色々調査していると面白いことが分かってきました。
- 初段が無い方が音が良い*1。
- 3パラの出力インピーダンス4.5Ω駆動より、4パラにしたり出力抵抗を省いて、出力インピーダンス2Ωぐらいにした方が、わずかに音が良い。
(1)は今更すぎてみなさまに申しわけない感じですが、どうやらその傾向があります。
(2)については、出力抵抗による劣化などあらゆる要因を疑って聞き比べてますが、どうやら出力インピーダンスがまだ高いという結論に達しそうです。比較的インピーダンスの低い、40Ωヘッドホンに対して4~5Ωなら十分だと思ったのですが、細かい変化がまだあります。
現時点で調査中であり、確定的なことはまだわかりませんが、あの回路を作られた方の中で「試してもいいよー」という方がいましたら、(1)または(2)について個別に追試して感想を教えて頂けると嬉しく思います。((2)については発振の危険があります。特に、出力抵抗削除は高確率で発振します。)
- どちらの要因か分からなくなるので、同時に実施しない方がありがたいです。
- 聞き比べたヘッドホンを教えてください。
- ハンダ熱を加えると電解コンが劣化しますので、数時間は放置してから聞き比べてください。*2
- どちらもわずかな差ですので、違いが分からないことも多いと思います。
とにかく出力インピーダンスを下げるのは発振との戦い(もしくは出力抵抗16個という嬉しくない状況との戦い)。またブレッドボードでの調査かな…。*3
メモ
完全パラレル(全FETで出力抵抗共有)での試験@ブレッドボード
- 4パラ 8V 0.22Ω×2+負荷 → 発振
- 5パラ 16V 0.22Ω×2+負荷 + 電解コン(任意) → 安定
- 5パラ 2V 0.1Ω →無条件に発振
- 5パラ 16V 0.33Ω×2 → コンデンサに関わらず安定
発振させるには:電源にL成分、パラ数を増やす、電圧を上げる、出力抵抗を低くする。
安全性を鑑みて「4パラ/0.33Ω(0.47Ω)×2」。