メッセージ

2007年06月20日の記事

2007/06/20(水)舐めたネジの外し方

ネジが錆びてしまったり、サイズの合わないドライバーで無理矢理まわしてネジ頭を舐めてしまったときのネジの外し方です。ちなみにこの「舐める(なめる)」というのは独特の言い回しで、ドライバーがネジ頭の溝に引っかからず滑ってしまう状態を示します。

ネジ外しの基本

さび付いてしまったりして、固くなってしまったネジを外すとき。回す力をいくら加えてもネジは外れません。このような固くなったネジを無理矢理ドライバーで回そうとすると、ネジ頭を破壊してネジを外せなくなってしまいます

大切なことはネジを強く押さえつけながらネジを回すことです。教えてもらったのですが、世の中にはインパクトドライバー(非電動式/ハンマー式)と言ってたたきつける衝撃で左に回るドライバーがあるそうです。*1

*1 : さして高くないので、いずれ購入しておこうと思います。

舐めるネジを外す

錆びて脆くなったネジや、固くなったネジを無理矢理ドライバーで回したりしてネジ頭が壊れたネジは外すのが非常に困難です。

negi1.jpg

ネットで検索すると、ネジ頭を破壊してしまったネジを開けるためいくつかの方法が示されています。

などがあるようですが、一番お手軽な方法を一つ紹介します。金ノコでネジ頭に溝を作ってマイナスドライバーで回す方法です。

negi2.jpg

地味な方法ではありますが、金ノコ以外の特殊工具が必要ありませんので結構応用範囲が広い方法です。

negi3.jpg
negi4.jpg

ただ、溝(くぼみ)の中にあるネジなどには使いにくい方法ですが不可能ではありません。小型マイナスドライバーなどの固い金属で(時間はかかりますが)少しずつキズを付けていけばマイナスの溝を掘ることができます。*2

*2 : というのも、大昔スーパーファミコンのコントローラーが壊れて分解するときに、錆びてネジ頭がつぶれてしまったネジを開けるために、小型マイナスドライバーでマイナスの溝を掘って開けた苦肉の策から生まれた方法ですので。もっともこのやり方自体は車輪の再発名ですけど。

そもそも

錆びる可能性のある場所では、ステンレスネジを使いましょう(上の写真で外したネジはすべてステンレスネジに交換しました)。