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2009/02/13(金)EAGLE と MBE
諸事情でEAGLEというPCB CADでプリント基板引いてるんですが、使いにくくてしょうがない。PCM2702 DACはMBEで引いたんですけどそっちの方が効率がいい。
- EAGLEの良い点
- Netlistがあるため、回路図の接続と基板上の接続に齟齬がでない。
- 部品機能で、部品を部品として1単位で扱える。
- EAGLEの悪い点
- どんなに簡単なものでも、シンボルパターン、パーケージパターン(基板パターン)を作成し、相互に端子を結びつけなければならない。部品登録が面倒くさい。
- PCB設計時の初期状態の端子接線がうざすぎる。
久しぶりにEAGLEを使ったら、PowerとかINとかOUTとかSupとか端子に属性を設定できるようになってたんですが、よく勝手が分からず設定したら当たり前だけどエラーで怒られた。出力端子が電源に繋がっていると怒られたり……いやそこ電源のスイッチだから*1。それ以前の問題として、ピン属性設定自体が面倒くさい。ただでさえ面倒くさい部品作成の面倒くささに拍車をかけてくれます。
これは無視すればいいのですが、困ったのはPCB設計時の初期状態の端子接線がうざすぎる。部品配置やクロスがない配線や綺麗なパターンをを考えるのにものすごく邪魔。
MBEは回路図から部品配置と信号線の引き回しを最優先しなからパターンを考えるのにとても便利。
- MBEの良い点
- シンプルで余計な制約がなくとても快適。
- MBEの悪い点
- Netlistがない。
- 小数点精度があと一桁欲しい。
- 2点間を曲線(円弧)で引くことができない。
そもそもライブラリ(部品)の概念だけあれば、Netlist要らない。Netlistがあったって間違えるときは間違えるし、Netlistなくたって普通に基板起こしてれば繋ぎ間違えないし。*2
MBEには小数点以下4桁の精度があるのですが、ちょっと困ることがあります。それはインチピッチ基準で設計しているとき。
2.54(100mil) → 1.27(50mil) → 0.635(25mil) → 0.3175(12.5mil) → 0.15875(6.25mil)
最後の 0.15875 が精度落ちして 0.1587 になってしまいます。0.3175より狭い単位は基本的には作らないのですが、設計上の都合で配線を詰めているとき、その中間位置をうまく取りたいことがあります。保持精度は4桁でも、ピッチ精度を0.15875にしたとき、きちんと0.15875で処理してくれると間取りが楽になります。
やばい、MBEのこと書いてたらMBEを使いたくなった。事情なのでEAGLEですけど、MBEほど凝って設計する気はおきないよなあ、コレ。