2009/02/25(水)Plone / Archetypes のプロダクトサンプル

ArchExampleをベースに製作したプロダクトサンプルを配布し、解説します。ArchetypesによるPlone3.x Product開発に資料はあるにはありますが、とても直感的には理解しにくいため、分かっている範囲で分かりやすく解説します。*1

続きを読む

2009/02/23(月)Ploneのメモ

2009/02/15(日)回路を改造するときはご注意を

回路の変更?

ネット上のごく少数のサイトで「入力信号を抵抗に通すと音が良くない(まぁ、確かにそうではあるんですが…)」と書かれている所為により、どうやらここの部分をキャンセルしてしまっている人が多いようです。

評価回路で正常な動作が見込めないケースについて。(司さん)

耳の痛いお話で……。

少数のサイトってこのサイトを含めたことなのですが、一応こちらでも注意しておきますとどのサイトのものでも回路は無闇に変更しませんように

他のサイトの方がどうお考えかはわからないので、このサイトでのお話をしておきます。アンプ等をまとめた記事に書くときは*1、L性を持つ入力や色々な容量のコンデンサ、コイル、ヘッドホンやイヤホンなどの複数接続、抵抗・コンデンサ・コイルの並列/直列接続などで入念に確認を行い、矩形派の応答をみるなどして、通常想定される使用ではほぼ発振しないことを確認した上で公開しています。*2

簡単・単純に見える回路構成でも、説明には書かれていない、動作の安定性を担保するための工夫が隠れていることがあります。ですから、無闇に回路や電源電圧を変更すると、想定外となりうまく動作しないことがあります。

このサイトでは、なるべく丁寧に回路変更時の考え方をフォローするよう心がけていますが、それが書かれていない場合は「基本的には変更しない」ということを気を付けてください。

*1 : 開発中のテスト回路を掲載するときは除きます

*2 : ちょっとした改変版を掲載するときは、細かい確認は省略することはありますが、少なくとも最初に出すときはかなり気を使います。

例えば

直列抵抗による音質劣化と抵抗バイパスの話がやり玉にあがっていますが、それをやっていいケースとやってはいけないケースがあります。それは回路によります。

ついでに言うとA47式というのは、何も考えずに組むと比較的発振しやすい回路です。それはオペアンプを2段重ねたことによる動作不安定の増大*3と、A47の「47」の名前の由来となっている出力の47Ω(51Ω)前後の抵抗が、オペアンプをさらに不安定にしています(参考情報)。

ネットに公開されている回路図というのは、意図して設計された値のものが多いので、あまり無闇に回路や電圧を変更しない方がよろしいと思います。もしくは、変更してうまく動かないときは「元回路図」に戻しましょう。

*3 : 難しく言うと、オペアンプによる位相の変調を2重に食らいます。

2009/02/13(金)EAGLE と MBE

eagle.jpg

諸事情でEAGLEというPCB CADでプリント基板引いてるんですが、使いにくくてしょうがない。PCM2702 DACMBEで引いたんですけどそっちの方が効率がいい。

  • EAGLEの良い点
    • Netlistがあるため、回路図の接続と基板上の接続に齟齬がでない。
    • 部品機能で、部品を部品として1単位で扱える。
  • EAGLEの悪い点
    • どんなに簡単なものでも、シンボルパターン、パーケージパターン(基板パターン)を作成し、相互に端子を結びつけなければならない。部品登録が面倒くさい。
    • PCB設計時の初期状態の端子接線がうざすぎる。

久しぶりにEAGLEを使ったら、PowerとかINとかOUTとかSupとか端子に属性を設定できるようになってたんですが、よく勝手が分からず設定したら当たり前だけどエラーで怒られた。出力端子が電源に繋がっていると怒られたり……いやそこ電源のスイッチだから*1。それ以前の問題として、ピン属性設定自体が面倒くさい。ただでさえ面倒くさい部品作成の面倒くささに拍車をかけてくれます。

これは無視すればいいのですが、困ったのはPCB設計時の初期状態の端子接線がうざすぎる。部品配置やクロスがない配線や綺麗なパターンをを考えるのにものすごく邪魔。

MBEは回路図から部品配置と信号線の引き回しを最優先しなからパターンを考えるのにとても便利。

  • MBEの良い点
    • シンプルで余計な制約がなくとても快適。
  • MBEの悪い点
    • Netlistがない。
    • 小数点精度があと一桁欲しい。
    • 2点間を曲線(円弧)で引くことができない。

そもそもライブラリ(部品)の概念だけあれば、Netlist要らない。Netlistがあったって間違えるときは間違えるし、Netlistなくたって普通に基板起こしてれば繋ぎ間違えないし。*2

MBEには小数点以下4桁の精度があるのですが、ちょっと困ることがあります。それはインチピッチ基準で設計しているとき。

2.54(100mil) → 1.27(50mil) → 0.635(25mil) → 0.3175(12.5mil) → 0.15875(6.25mil)

最後の 0.15875 が精度落ちして 0.1587 になってしまいます。0.3175より狭い単位は基本的には作らないのですが、設計上の都合で配線を詰めているとき、その中間位置をうまく取りたいことがあります。保持精度は4桁でも、ピッチ精度を0.15875にしたとき、きちんと0.15875で処理してくれると間取りが楽になります。


やばい、MBEのこと書いてたらMBEを使いたくなった。事情なのでEAGLEですけど、MBEほど凝って設計する気はおきないよなあ、コレ。

*1 : もちろんきちんと設定すれば問題は起こらないようになっていると思います。使い方が悪いのです。

*2 : むしろEAGLEのように部品データ入力するタイプの方が、パターンのピンとシンボルのピンの接続を間違えたり、シンボルのピン名を書き間違えてたりするリスクが。

2009/02/10(火)Ploneの概要と、Ubuntu/Debianへのインストール方法

Ubuntu8.04上に、Ploneと呼ばれるWeb型CMSをインストールしたときの記録。

よければこちらも参照ください→PloneメモPlone / Archetypes のプロダクトサンプル

Plone(ぷろーん)とは

PythonというRubyっぽいオブジェクト指向言語の上で動く、CMSツールです。Zopeと呼ばれるWebアプリケーションワークフレームの上で動作します。Ploneの動作サンプルはオフィシャルを見るのが良いようです

Zopeとは、Pythonで記述されたWebアプリケーションフレームワーク。CGIフレームワークとは異なり、それ自体がWebサーバ機能、データベース機能を内包しています。

スタンドアローンで動作するので通常のレンタルサーバ等では動作しません。ユーザーのホームにPython+Zopeをインストールし、特権ポートをListenしなければユーザー権限で動作させることもできます。Apacheからのmod_proxyなりで透過的に接続させることもあるようです。

……というレベルの説明が、どうしてPloneオフィシャルサイトに書いてないのか謎。*1

続きを読む