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2008/07/18(金)ヘッドホン欲しい
久しぶりにオーテクのATH-A500で聴いていたのですが、A500だとDACやソースの良さ、特に音の広がり感や透明感があまり分からない(笑)。悪いソースもそれなりに聞かせてくれるという意味では良いのですが。さすがに力不足を感じるので他のものを検討中。最初はA900あたりを考えましたが、友人含めオーテクだらけなんですよね。
ほかはS社とAKGとゼンハイザーその他あたりかな。MDR-CD900STは有名ですが、ちょっぴり会社が嫌いなので。ゼンハイザーはどちらかと言うと開放型メインなので、やっぱりAKGのK171SやK241Sあたりでしょうか。そんなこんなで検索してたら、製造終了らしい。後継機としてK271mkIIが出ているようです。モニタヘッドホンの方が聞き比べには向いてますし、中級機として検討中。
USB DAC情報
やっとプリント基板が引き終わりました。この基板から回路図を起こしつつ配線の見直しです*1。もうパターンカットはごめんですからね。8月中旬の某日にはなんとか間に合いそうです。
72mm×95mmというよく知られたサイズに納めたので、とにかく大変でした。主な原因は24個もある電解コンデンサですが(笑)。キットということを考えるとあまりチップ部品を使いたくないなと思って、敢えてアキシャルリード抵抗が残ってます。*2
MBEを使ったので、シルクはまだありません(部品データという概念がない)。これから1つ1つ書いていくのですが、困ったことにまともに部品番号を書くスペースがありません。半数ぐらいが部品の下に部品番号という状況になるかも…(汗)
試作品(手配線)試聴中
しかし、この音の良さは尋常じゃない…と思うけど比較対照がない(笑)*3
ところで
どれくらい用意しようかな。50セットか100セットか。
2008/07/15(火)USB DAC基板、製作中
妙に忙しくなってきたので、暇を捻出して毎日少しずつプリントパターンを引いてます。
問題のLPFオペアンプ。先に注意しますが、以下は外部抵抗10kの多重帰還型LPFでの話です。
LT1037ですが、本領発揮までさらに時間かかったものの(全部で100時間ぐらい?)LT1115にはやや及ばずな感じ。あっさりしすぎなのかなぁ……とか思ってたのですが、経験上「音は歪まなければ歪まないほどあっさりする」ので悩みに悩んだものの、現時点の印象ではさすがに何か音が足りない。
それでLT1115に戻してみたいですが、今度は音がごちゃごちゃに混ざったように感じる。聞き慣れた感じに近いのですが、劣ってないかなこれ……。
これは困ったということでLT1128とLT1028。LT1128も何か音が足りない感じがする。とりあえずLT1028にしてみました。LT1037に似た傾向で、音の不足感(中~高域)が少ないものの、これも何か音が消えているようにも感じるものの、LT1115と比較して1つ1つの音が綺麗に分離します。
悩みます。差は中域(2~4kHz付近)の聴覚上の音圧。
- LT1115の音が正解で、LT1028の音は何かが消えている。
- LT1028の音が正解で、LT1115は余計な音がしている。
- この中に正解はない。
こういうとき人間は、普段聴き慣れている音を良いと思う傾向があるため、本気で比較しようと思ったらあえて普段聴き慣れない方をメインでしばらく使ってみるしかありません(ついでにエージングも兼ねて)。そんなこんなで、詰めの部品選定が一向に進まない(苦笑)*1。LT1115は中高域のエコーみかかった、かすれっぽさみたいのが気持ちいいんですけど、これもしかして付帯音なんじゃないかと。
ひとつだけ残念なのはLT1028(LT1028ACN)は異様に高いということでしょうか(苦笑)*2
ちなみにバ○のひとつ覚え(苦笑)で、DC直結DACという恐ろしいことになっています*3。ここにDC直結アンプをもってくると、カップリングコンデンサ排除な再生システム完成。
おまけ
普段使い&試聴用のFETヘッドホンアンプをBL×4からVランク×4*4に変更しました。電池食い過ぎなので、本当はBL×4のままにしたかったのですが、今後V×4を越えるHPA(または同等のもの)を作らなきゃしょうがないので基準にするため半ば仕方なく改造。
副作用としてDACの音質差が大変かりやすくなりました。
忘れてた
strvさんのカレントミラーヘッドホンアンプを紹介しておきます。単3電池2本、カレントミラーでバッファアンプという、面白い発想のアンプになっています。
ちなみにまだ試してないです。回路規模が中規模なんで、配線の気力が…(汗)*5
2008/07/13(日)ヘッドホンアンプ回路に悩む
2SJ74の廃盤の話がなければ、FETヘッドホンアンプを再販するつもりだったのですが、ここに来て悩んでいます。
FETヘッドホンバッファアンプ
- 利点
- 低電圧(2V)から高電圧(10~20V)まで問題なく動作する。
- 回路がとても安定である。
- 電源電圧効率が高い(電源電圧-0.2Vぐらいまで出力できる)。
- 製作が簡単。
- 欠点
- アイドル電流が多い。
- パラレルにすることで出力インピーダンスを無理矢理下げている感じがある。
- 低インピーダンスイヤホン(10Ωや16Ω)の駆動が難しい。
- 低域のしまりがやや弱い(BL4パラ構成時)
代替案
このオペアンプ1発型の電源を単3電池にしてLT1677で駆動すると大変に優秀な音が鳴ります。駆動電流も5mAぐらいで*1電池も長持ち。低域のしまりも優秀です。しかし中高域の綺麗さがやや弱い。*2
ケーブルによる音質差よりも小さいレベルなので気付かなかったことにしようかとも思ったのですが、それも釈然としない。
3V(2.4V)駆動ヘッドホンアンプ
Vgsがたった0.2Vでも動作する、2SJ74にはじまる高利得のJFETのP-ch型が製造されていないことが悩みの種。代替を求めて低電圧でまともに動作するオペアンプを探してますが、音質を考えると「そのまま使うだけ」ってのは難しそう。
さてどうしようか(いくつかアイデア検討中)。
2008/07/06(日)FET素子の増幅度(ランク)と音質
発端はKANさんのLM4880ヘッドホンアンプへのコメント。
LM4880の前段にバッファをかませてみました(2SK170・2SJ74それぞれ1ケのプッシュプルエミッタフォロワ)。(中略)、全体的にベールを一枚剥いだ感じの音質に仕上がりました。
反転アンプにバッファ付けて音質改善? なんて思ったもののためしてみるとこれが大きく変わる。しかも、Idss電流の小さいGRランクではほとんど改善効果がなく、Idssの大きいBLランクだと改善効果がある不思議。その不思議を追求して、Idssの一番大きいVランクを入手。「ええっ、こんなに変わるの?」っていう豹変っぷり。FETヘッドホンアンプを明らかに越える音質にびっくり(勘違い)。
不思議
FETのランクというのは、Idssと呼ばれるゲートソース間電圧0V時の電流値を選別したものです。Idssが増えるとgm(増幅度)が増えて出力インピーダンスが減る傾向にはあります。
これで大きく音質が変わることは、Idss以外に何かしら理由があるはずです。
- 素子雑音がIdssに比例する?
- 増幅率が良い素子ほど、なんらかの特性が向上する?
まだ分かりませんが、FETほど簡単な素子でこれほどの差が出るというのは非常に興味深い結果です。このFETの音の差は、オペアンプの選別品や広帯域品の音が良い理由に関連するように感じます。
続報
このFETヘッドホンアンプをVランクにすると音が変わるのか。
音は違います(LM4880前段に使ったときほど差はないと思いますが)。音の奥行き感や低音の力強さでVランクの方が上のようです。何気なく聞いていると結構違うような、注意深く聞いてるとまるで違わないような変な感じです。再生装置や環境によっては差が分からないかもしれませんが、環境によってはこちらよりもハッキリ違いが分かるかもしれません。*1
2008/07/02(水)オキシライドで音質は変わるか?
あの有名なCMが気になっていたので、確認してみました。