2008/07/02(水)オキシライドで音質は変わるか?

あの有名なCMが気になっていたので、確認してみました。

検証

oxyride.jpg

題材はいつものFETヘッドホンアンプ@5パラです。結論から言うと変わりました。それも予想に反して結構大きく。音の抜け、厚み、クリアさすべてでオキシライドの方が1枚上手です。

内部抵抗の差ではありません。内部抵抗なんてそんなに変わりませんし、電源ケーブルと設定の抵抗は内部抵抗より大きくそれに電源コンデンサも付いてます。

原因は明らかですが、電源電圧がニッケル水素の1.2Vに対して、オキシライドは1.7Vあるからです。2個だから2.4V対3.4V。実に1V以上違います。

以前からFETヘッドホンアンプは電圧が高い方が音質が良いことが指摘されていましたが、実際その通りの結果ですね。……しかし参った、こりゃニッケル水素に戻れません(苦笑)

オチ

時間が経って(1~2時間)いわゆる「アンプが暖まった」状態になると、差はなくなりましたとさ。要するに電圧が高い方がアンプ(電解コンデンサ?)が早く暖まりやすくなる*1ということですね。

写真の試作回路のコンデンサは6.3V耐圧なので、試聴用に単3電池4本の電源でも作っておくかなぁ。

*1 : 本来の性能を発揮しやすくなる

注意

検証結果は事実ですが、半分ネタです。

エボルタはやりません……多分(笑)

まとめ

しかしあのFETアンプ。そのうちに「このアンプより良いアンプが見つかりました」となると思ってたのですが、電圧ひとつでコロコロ変わったり、USB-DACの試聴にも問題なく耐え抜いて*2、なんともいじり甲斐のあるアンプだなあ。

*2 : アンプの性能が頭打ちなら、DACの音の差なんてまったく分からない。