メッセージ

2008年07月22日の記事

2008/07/22(火)続USB DAC情報

回路は確定したのですが、いまもってオペアンプと抵抗を悩み中(笑)。フィルムコンはえいやっでPPSです*1

*1 : もちろん十分聞き比べた結果です。もしお気に召さなかったら、KP1830かスチコンを推奨しておきます。

オペアンプ

あれからずいぶん長いことLT1028ACN使い続けました。かなりエージングも進み安定したと思われるところでの感想。

  • ずっと聞いてると音が温くなってくる。基本的に音が温め。
  • LT1115と比較すると空間再現力(奥行き)で劣る。

何と言っても空間再現力が決定打でした。たしかに1つ1つの音の分離ではLT1028ACNには敵わないのですが、LT1028ACNに感じる「一部の音が消えている感覚」の、どうやらその消えた(比較すると音圧が低めになる)帯域が空間再現に大きく寄与するということが分かりました。*2

LT1028ACNの方が良い音だという可能性は捨てきれないのですが、現時点の判断はLT1115に軍配。ただ、音がぬるくなる原因はオペアンプではなく抵抗にあるような気がします。回路構成やまわりの部品をLT1028ACNにあわせて選べば良くなると思いますが、キリがないのであとは購入者のみなさんが頑張ってください(ぉ

変更

LT1115に戻したら、再び音の濁りが気になってしまいました。本当に2転3転してますが、LT1028ACNの方が良さそうです。音のなめらかさと、解像度が1ランク違うんですよね。LT1115の奥行き感→中域が濁ることによる音圧増加、と考えてよさそうです。*3

ひとつだけ心配は、世間的にはLT1115の音の方が好まれそうだと言うことでしょうか(苦笑)。でもこの構成での頂上目指すならLT1028ACNという印象。LT1028ACNで構成したとき、多くのひとは今まで聴いたことのない音を体験できるんじゃないかな(自分がそうでした)。

*2 : 要するに中域の音圧差です。一番濁りやすい帯域ですので、LT1115が濁ってるだけの気も……(濁ると音圧があがる)。

*3 : 人間の耳は数kHz付近の音圧が上がると、定位が非常によく感じます。

抵抗

ニッコームにしようか、タクマンREYにしようかものすごい悩んでます。REYの10kΩ(前後)を所有してないので*4、入力抵抗比較を再びしてるのですが、非常に頭が痛い。

ニッコームを基準としたとき、高域の伸び(綺麗さ)ではタクマンREYが上なのですが、ニッコームよりも中域が濁るような気がする。さて困った……。

ニッコームはどうも低域(200Hz付近の特定周波数)に妙な付帯音がありますね。濁りとどっちを取るか…。

*4 : むしろ売ってないと思われる

その他

あと原価計算してみました……ひょぇ~~~。こんなに先行出資せねばならないのか。誰だ、何も考えずに性能だけで部品選んだやつは(汗)

そんなわけで頒価は1万5000~6000円を予定してます。キットらしからぬ値段ですが、ご勘弁下さい。

オペアンプ

LT1028ACNで発注しました。通常手に入るオペアンプの中では一番良いのではないかと思います。あやうくPCM2902を誤発注*5するところだったのは秘密です(苦笑)

あと購入時の消費税考えてなかったらしい。

*5 : 本来はPCM2702。

予価 2008/07/29

17000円です。