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2016/02/10(水)銀行のRSAワンタイムキーを分解
よくあるやつです。電池切れのがありますので分解してみました。
接着されてるかなと思ったのですが、意外や両面テープでした(液晶のまわりのみ)。それでも十分外しにくかったですけど……。
表面。ほとんど液晶。半透明の樹脂で全体が固められていて容易に分解できないようになっています。これ以上の分解は諦めました。分解するとチップかどこか壊れるように仕組んでありそうですね。
裏面をみると端子が生えていて、ここからシリアルナンバーなどを焼きこむ仕組みだと推測されます。
固めてある分だけ、思ったよりもコストかかってそうですね。
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2016/02/07(日)抵抗ノイズを測定したかった
抵抗のパラメーターを「抵抗値」と「消費ワット数」しかないと思ってる人が多そうなので、昔からの課題にしている「抵抗による音質の差を目で見える形にする」って方法がないかよく考えたりしてました。
それで最近組んでみたのがこんな回路。
音声信号を抵抗(R2,R3)に流したとき、どのような差が出てくるか約100倍に拡大して表示してみようという回路です。R10には実際には可変抵抗を使い、最後の抵抗2つで元信号との差を取って見てみようという回路でした。
しかし実際に測定してみると、差が小さすぎてぜんぜん拉致があきません(汗)。仕方ないので以前製作した差動プリアンプを使ってさらに100倍に増幅して観測。ようやくオシロスコープ表示できるように。
でもゲイン誤差やオペアンプによる歪のほうが大きいのか、カーボン抵抗とLGMFS(音質の良い金皮)で比べても観測できる誤差はありませんでした。
ゲインを変更
測定したい抵抗で101分の1(1K/10)に落としてからオペアンプで101倍して、反転した信号と抵抗+半固定抵抗で合成して差を作り、それを更に100倍する回路に変更しました。
うまく行ったわけではないので回路図は省略します(苦笑)
ここに100Hzのsin波を入れてやります。
これを半固定抵抗で調整してゲイン誤差を最小にします。
これで測定準備完了。試しにホワイトノイズを再生してみます。
実際に測定してみる
高周波ノイズが多すぎて大変なので、オシロスコープで2.9kHzフィルタをかけた状態で測定しました。
曲冒頭(秋月カーボン)
曲冒頭(LGMFS)
15秒ぐらい(秋月カーボン)
15秒ぐらい(LGMFS)
画像を重ねて切り替えてみると、少し秋月のほうがノイズが多いかなと思えなくはないですが、測定方法を考えると残念ながら有意な差とはいいにくいレベルです(苦笑)
いい方法思いついたら続報書きますが、このままお蔵入りの線が濃厚です(汗)
最近の調べ物
Raspberry PiのI2Sまわりを調べてるんですが、記事にして技術情報を公開している人少ないですね。アンプ系とかでもそうですけど。実物あります、売ってます。うーん、そりゃ商売としては正しいでしょうけども……。みんなケチだな(個人の感想です)。*1
頒布物は、基本的に基板ぐらいしか価値がないと思ってるので、このブログは技術情報はむしろ積極的に公開していくスタイル。その方がいろんな反応あって面白いので!(笑)
でも最近は、そもそも泥臭いことするエンジニア減ったよなーと思う今日この頃だったりもしました。
2012/08/19(日)こて先交換
メインで使うハンダごでのコテ先が崩壊してたので交換しました。
25Wハンダゴテにつけて、DIP品からSSOPまでほとんど何でもこれで付けて居るのですが、交換したらハンダ付けしやすいのはもちろん、熱伝導もよくなりました。90円しかしないならもっと早くから交換すればよかった。
ヤスリ等でこて先を削ってハンダを垂らしてコーティングって作業を定期的にやっていたのですけど、ここまでボロボロだとたかが知れてるというか……。今回は、こて先のネジ切りが崩壊してこてに固定できなくなったので買い換えましたが、今度からはもっと早く変えます(汗)
その他のハンダゴテ
DFNなどの面実装品や、SSOPなどを多量にハンダ付けする場合(キットとか)は、CXR-41にPX-60RT-5Kというナナメでかつ平型のコテ先を付けて作業しています。
DFNはそもそも平型以外でハンダ付けするのは至難の業ですし、SSOP28などは1本1本ハンダ付けすると日が暮れてしまいますので、ハンダを流し込んで余計なハンダをコテ先の表面張力で吸い取るようにしてハンダ付けします。
もう1本はKS-40Rという一般用40Wハンダゴテです。コネクタなどの大きな部品をたくさん付けるとき*1や、部品をたくさん外すとき(特に熱が逃げやすい場所で外すとき)、熱量の大きい部品を付けるときなどに使用します。
こちらのこて先は削れて悲惨なことになってたので交換しようと思ったら、こて先を固定するネジが崩壊してネジ頭だけ取れてしまったので、今度新品を購入してきます(苦笑)
戯言
少し前にこのブログの古い記事読み返してたらもっとくだらないことで更新してたなーと思って、ちょっとした出来事の記事です。いつの間に「技術的にまとまった内容」じゃないと更新するのはマズいかと勝手に思い込んでたんだろうか(苦笑)
2011/12/11(日)オシロを手に入れたぞ
どこのご家庭にもあるオシロスコープを手に入れました。
今回はデジタルオシロです。技術の進化ってすごいです。ボタン一発で波形を画像保存できることに感動。これでいちいちデジカメをオシロの前で構える手間が省けます。
届いた箱をよく見たら中国製でした。これ中国に持って行くと怒られる(下手すると捕まる?)気がするので不思議な感じです。付属プローブが1M/10M切り替えなし(10:1専用)だったのが残念で、しょうがない秋月のプローブ使ってます。
DCDCのノイズを測りたい
某寄稿原稿のためにDCDCのノイズを測ろうとしたのですが、
このありさま(汗)。調べてみると(スイッチング電源のノイズ測定は何故難しいのか?)要するにコモンモードノイズがオシロ本体を通して浮遊容量から電源側に戻っているらしい。プローブを0.01uF+50Ω終端とか色々してみると劇的に改善しましたが、それはそれで高周波ノイズを測るには微妙なので差動プリアンプを用意しました。
1uFカップリング+10k入力抵抗の10倍(20dB)設定差動アンプ。色々試しましたが高周波まで利得が充分にあるオペアンプがなかなか見当たらず、手持の中ではLM7171が一番良い結果でした。*1
DCDCからの高周波誘導ノイズが減少しているのが分かります。バラックでもそれなりに効果がありました。あとでLMH6552あたりで差動プリの基板起こそうと思います。電源ノイズが測定できないとDAC作るのにも不便で……(^^;;
この辺のDCDC測定の話はいずれ記事にまとめます。
それにしてもテクトロのデジタルオシロは操作しやすくて本当に便利です。単発現象の観察もこれで可能になりますし、これから元を取るためにも来年はたくさん開発しなければ(苦笑)*2
2011/03/09(水)ちょっとした電子工作
右は最強「PCM2702 USB-DAC」の製作 / PCM2702-v2のDCDC部分のみを基板化してものです。DIP8×DIP8サイズ。問題なく動きました。3Vぐらいから±12Vを生成できるので、ほしい人は多そう。部品をちょっと変更して委託しようかなと思っています。ニーズは薄そうなので量はつくりませんが(^^;;;
左はレールスプリットボードです。写真ではLT1364が載っていますが、手持ちで色々試したところAD8599+LMH6321が良い感じでした(5V動作時)。バッファはLT1010を使用するほうが音がなめらかで好みではありますが、AD8599+LMH6321だとしっかり鳴らすという印象でした。回路構成や定数は司氏が以前書いていたもののパクリ(苦笑)
基準となっている抵抗分圧に0.1uF程度の積セラを付けたらDC的に安定していいような気がしたのですが*1、付けても付けなくても音が殆ど変わりませんでした。むしろ付けない方がいいくらいに感じて不思議でした。
このボードは小型なのでTLE2426代わりに差し替えることができます。ほしい人いるかなあ。IC2個も使うので安くできないけど(汗)*2
イヤホンパッド
ところで、100均のイヤホンパッドが1回で破れて使いものにならなかったので、まともそうなオーテクのイヤホンパッド買ってきました。
400円也。なぜかヘッドホンとして保証書が付いてきました。何を保証してくれるのがとても気になります(苦笑)
ちなみに使えればいい程度で転がしている悪名高いiPod付属イヤホンにつけるという何かとてつもない本末転倒を感じますが気にしたら負けでしょうか。