2008/07/03(木)日記 2008-07-03

HDDクラッシュ?

HDDによくファンとか付いてたりしますけど、うるさいから止めてしまうんですよね。元々ファンなんか付いてない小型(Mini型)マシンがあって、HDDを高回転のもの(Seagate Barracuda ATA V/UDMA)に交換したら天版が触れないぐらい熱くなるありさま。

そんなマシンが故障しまして、色々確認してみるとHDDがうんともすんとも言わない。仕方ないので分解したらこの有様でした。

hdd_crash.jpg

あまりの熱に制御基板のICが焼身自殺。たしかに熱だろうとなんだろうとディスク(磁気円盤)は物理的には壊れなかったけども、こりゃないよなぁ…。どんなに静かでも熱くなるディスクは嫌いです。中のデータはどうでも良いのですが、再インストールが面倒なのでとりあえず救出に挑戦かな。

フィルムコンの音質

色々比べ始めてますが、ひとつの傾向が見えてきました。予想通り、誘電体損失(誘電体雑音)の特性が命のようです。

ポリエステル(マイラ) < ポリプロピレン < スチコン, PPS

決め手はスチロールコンデンサ(ポリスチレン/PS)やポリフェニレンサルファイド(PPS)コンデンサの優れた誘電体特性。意外にあっさり決着しそうですが、未入手のEROのコンデンサ(KP1830/ポリプロピレン)の実力は、はたして?

検索するとPPSの音質に着目している人、そこそこ居るみたいです。

2008/07/01(火)祝30万アクセス

みなさまのおかげで30万アクセスを達成しました。ありがとうございます。ハードウェア(オーディオ関係)の記事が多く「よく分からない」という苦情がたまに来……もといもはや来なくなりましたが(苦笑)、ソフトウェアからハードウェアまで総合技術屋ブログとしてこれからも頑張っていきます。

ニッパ

nipper.jpg

ほんの出来心で、秋月の抵抗を分解しようとニッパでギュって握ったら、ニッパの方が壊れてしまいました。○の部分をみれば分かりますが先端が開いています。これでは、先っぽでちょいとリード(銅線)を切ることができません。

これじゃまるで仕事にならんので、新品を買いました。同じものです。ちなみに、壊れたニッパを直そうとしてラジペンでニッパを握ったら、今度はラジペンにガタが入ったのはナイショです(汗)。

フィルムコン

USB-DACがいよいよ大詰め。LPFフィルムコンを選定しようと、いくらか揃えてみました。左から「ニッセイAMZ」「ニッセイAPS」「銅箔スチロールコンデンサ」です。

案の定、抵抗やオペアンプほど差は大きくありません*1。比べるとAMZは多少歪みっぽい音がします。解像度ではニッセイAPSが一番。

海神でインスピレーションだけで買った銅箔ポリエステルコンデンサ(通称、銅箔スチコン/サンリング電子)。解像度感*2は他に劣るんですが、これがまたいい。ヘッドホンアンプ含め非常に味付けの少ないシステムに、こいつが唯一の味付けとなって「それはそれは心地よい豊かな音」がします*3。古い(悪い)ソースでも粗を目立たなくさせる感じかな。でも、この銅箔スチコンは製造中止品。フィルムコン探しの旅が始まりそうな予感です。

告知

30万ヒット記念ということで告知。このUSB-DACはキット化します。お楽しみに。銅箔スチコンを付属することは不可能なので、みなさんのフィルムコンのおすすめとかあったら教えてください。

*1 : 逆に言うとLPFのフィルムコンの音質の違いが分かるぐらいだと、音響システムが成熟されてきている証拠だと思う。実際前はまったく差が分からなかった。

*2 : 追記。実際の解像度とは異なる。AMZなどが単に荒っぽいだけ。

*3 : おそらく単純にこの銅箔スチコンを単体で使ってもこの音は出ません。ほかの回路、その他との相互作用によるものでしょう。ほんと他の人に聞いてもらいたいのですが、試作品一台しかないので貸し出せない。持ち出しはできますが(^^;

オペアンプ

このリストのオペアンプを発注かけてます。さすがに全部とはいかなかったので、いくつか気になるものだけ。DigiKeyで買うときはいつもまとめて買うようにしていたのですが、いつの間にか7500円以上送料無料になったらしく、これからはマメに買い物できます。

2008/06/15(日)近況 2008-06-15

抵抗聴き比べと、オペアンプ聴き比べの内容を更新しました。ほんと更新が尽きません。

コンデンサの聞き比べまで入ったらえらいことになりそうなので、それはやめてます。特に電解なんか、はんだ付けしなくても差し替えて○時間待ちとかやってられません(苦笑)。別にOSコンに限ったことではないですけど、高分子系の高性能コンデンサの音質はめざましいものがあります。多少高く付きますが、ディフォルトで使っておけばいいんじゃないかと。

そういえば最近、某サウンドカードに東信のUTSJを乗せてみたのですが、熱ダメージの回復にかなり時間がかかったものの(回復するまでぬったりとした音がする)、固体コンデンサに負けず劣らず非常にクリアな音がしています。

フィルムコンはLPFに使っているので差し替えてみたこともありますが、差があまり大きくありません。もともと素子自体として「歪み」の原因と推測している誘電体吸収が問題となる素子ですから、その辺が影響しているのかなと思っています。

現在製作中

PCM2702DAC(USB-DAC)です。PCM2901より素の音が明らかに良いです。

ヘッドホンアンプとか作ってもらっても、まともなDACがないと今ここで自分が聞いている音を体験してもらうことができないんですよね。片手落ちみたいなもので非常に残念でした。この壁を越えられるか?

2008/06/12(木)部品の整理

今日は大量に増えた部品を整理してました。

処分品

欲しいときに手元に部品がないと非常に困るので、あれもこれもと余剰在庫品が増えてくるのですが、ちょっとしたパーツ屋ができそうなぐらい増えてきたので処分することに。

ジャンク抵抗

大昔、まだ大してお金もなかったころ、鈴商の袋詰めジャンクを買って抵抗値ごと(100~990Ω、1k~9.9k……)に分類しておいてあった抵抗。最近、カーボン抵抗をE6系列でほぼ買いそろえたので処分することに。

はじめは誰かにお裾分けしようかと思ったのですが(例えば工業高校の研究部とかか)、こんなもん欲しい人もいないだろうってことでゴミに。

謎の大量買

「確かに買った記憶はあるが何の部品が今もって不明」という雷のサージ避けだかの素子や、もっと謎の素子。封も開けてない新品をそのままゴミへ(汗

DACとかICとか

秋月で、何を思ったのか買ってしまったNECのオーディオDAC(16bit)とか、数年前千石で買ったADCチップ(今時PICで足りてしまう)とかを処分。もちろん新品

コネクタなど

その他、大量にあるD-SUB25などのコネクタも処分。昔、プリンタ接続(パラレルポート)でPCから操作する回路を作ったんですよね…。一度そういうのを作ると、予備の大量買い込みが……(汗)

D-SUB9はまだ使うことがあるのでの残しました。

セラミックコンデンサ

アキシャルリードのセラミックコンデンサ/積層セラミックコンデンサを処分しました。(積層)セラミックについてはチップ(1608)で十分です(むしろそっちの方が性能が良い)。

教訓

  • いつ使うか分からない予備は買わない。
  • ジャンクパーツには手を出さない。
  • 大人買いに気を付ける(汗)。特に物理的に大きいもの。

2008/06/07(土)秋月で買ったICのSN比

LT1054がほしかったので秋月で通販しました。ついでに、LME49720も買ってみました。

しかし玄人(?)にはSN比が悪いなー、秋月の包装は。石だけスポンジに差して送ってくれれば十分なんですけどね。昔はありがたかったデータシートも今時ネットで手にはいるし。100個とか頼んだら、包装解くだけで嫌気がしますよ(汗)

それでも、外のどこよりも安いから買ってしまう。

ちなみに、LME49720聞いてみましたけど、案の定LM4562との違いが分かりませんでした。20円高い方買う意味ないと思う。U55SXに差してみたけども、やっぱりLM6172のほうが上ですね。