2006/07/08(土)というわけでエージング
これまでの経緯
1万オーバーで入手した故障品のサンスイのアンプAU-D907Limited(リミテッドモデル)を修理。何せ30年モノです。
- とりあえずサポートセンターから回路図を購入する。たしか2000~3000円。
- プリアンプ部、パワーアンプ部のコンデンサをすべて ニチコンのMuse FG/FX に交換する。計数十個。
- 消耗しそうなトランジスタも軒並み交換する。
- これまた消耗している半固定抵抗も軒並み交換。
- ドライブ段Trの故障と気づき、交換して無事修理。関連して焼けていた抵抗も修理。
- 修理中のミスにより終段トランジスタを焼いたため、サンケンのLAPT-トランジスタ(アキシャル品)をキャノン型のところにムリヤリつける(下写真)。
- 電源のダイオードをSBD(ショットキーバリアダイオード)に交換。当時耐圧200VのSBDが小売されてなかったため50本袋買い。*1
- アイソレーターを外して遊んでいたら、アンプが火を吹いて(一瞬炎が見えた)沈下。終段トランジスタおよび9N-OFC巻線エミッタ抵抗1個が死亡。
- さらに終段トランジスタを交換。
- (この記事より後日)NFB抵抗および直列に入っている抵抗をREYに交換。音の混ざりがだいぶ解消される。
コンデンサ、SBD、抵抗交換により初期状態より相当音が良くなっています。
振り返れば
修理・改造だけでも結構なお金も手間もかかっている思い入れの強いアンプです。過去の記事を振り返ると恥ずかしくなるくらいやっていることはムチャクチャですが(苦笑)、そのおかげで色々学ばせてもらいました。
この先も当分壊れることはないと思うので、有効に使ってくれる人のところで余生を過ごしてもらおうと思ってます。
一応完了したので
AU-D907Limitedを5日間ぐらい電源入れて放置。危険なので、アイソレーターも元に戻しました(汗)。鳴らしてみると音が硬い……。サンスイお得意の中域の厚みがありません。とてつもなく高域が澄んで綺麗なのですが、それだけです(苦笑*2
どうにもおかしいなぁー……、音が硬いなぁー、「つまらない音だなぁ」*3とか思いながら鳴らし込むこと2~3時間。やっとまともに鳴りはじめました。α707にも言えることですが、どうにもサンスイのアンプ(707以上?)はスピーカー負荷などをつけて最低1~2時間ならさないと本来の音がでないようです。これもまた毎日ならしているアンプなら違うのでしょうが、そうでない場合は特に。
というわけで、まだまともに試聴報告できません(笑)
ヤフオクを眺めていたら
おっ同じD907 Limitedジャンクが……。いやそれ自体はめずらしくないのですが、たしかこれを出品されている方って、ジャンク(故障)アンプを落としまくって修理して再出品してる方*4だったと思うんですけど……*5。さて出品の文章をよく見てると……
数年前に屋外で音楽を聞こうと、片チャンネルにだけスピーカーをつなげて鳴らしていたところ、パワーが出なくなり壊れてしまいました。
……説明文の真偽はともかく、ヤフオク内の修理屋さんが修理を諦めたアンプとはあまりに怖いのは私だけ?(汗
追記
7250円で終了してました。あの修理屋さんが競らなければジャンク品はそれぐらいで落とせたっことですよね……(なんか悔しい