2017/07/26(水)Tiの偽物っぽいオペアンプ

ある日 fakecomponents さんのこんなつぶやきが目に留まりました。

Tiの偽物オペアンプ

むかしむかし、OPA627というオペアンプがとても高価で、しかもとても人気があったことから、電子工作好きの間ではこんな噂が飛び交っていました。

「秋葉原では、OPA627の偽物が売られている」

「某店で売られている、OPA2604は偽物だ」

もちろん根も葉もない噂ではありますが、当時は検証する方法を知りませんでしたし、OPA2604とかは安かったので気にせず買っていました。

手持ちのオペアンプを確認してみる

幾年を経て検証方法を知ることとなったので、ちょっと手持ちの当時秋葉原で買ったような気がするオペアンプを並べてみました。両端は、Digikeyで買ったものだと思いますが記憶は曖昧です。

ti_opamps.jpg

リマーク品(偽物)は、ICの表面を削った上で刻印をしなおしているので、上下の丸みがなく、それで見分けられるようです。

  • OPA604AP(左端) 白い文字なので偽物なのかな?と思い込んでましたが、本物のようです。
  • OPA604AP 角が鋭利なので偽物なのかな?
  • OPA2604AP 同じく角が鋭利なので偽物なのでしょうか? たしか秋○で買ったやつ。
  • OPA627AP たしかラジオ○○○○で買ったやつ。これも偽物?
  • NE5532 角の丸みがありますし、表明も綺麗です。本物っぽい。

並べてみると、真ん中の3つは微妙にIC自体が薄い(左右に比べて厚みが足りない)気がしますね。OPA2604AP以外は表面もなんかおかしい。意外と当時の噂は正しかったのでしょうか。

OPA604、OPA2604あたりは今度買い直しておこうと思ったのですが、MouserもDigikeyも在庫してない……。

注意

本当に偽物かどうかは、特性を測ったわけではないので判断しかねます。

fakecomponentsさんによると

全部本物っぽいとのことでした。

まとめ

綺麗に撮れないので、マクロレンズが欲しくなりました(苦笑)