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2006/06/25(日)続アンプ修理中
昨日の続きです
いろいろ調べた挙げ句、プリアンプ電源のコレクタがグランドと接しているという単純ミスでした(なむー)。というわけで、3.9Ωの不燃抵抗の代わりに4.7Ωのカーボン抵抗が(またかよ(汗))。無論あとで不燃抵抗に取り替えねばらないので、今回で修理完了にはなりそうもないです(^^;;
コンデンサエージングのため、昨晩一夜電源入れっぱなしで放置。最低100時間ぐらいエージングすべきだと思うけどもそれはそれ。出力ローパスフィルタは、D907Limitedの評判でたまに聞かれるキレのある低音の要だったらしく、その傾向はバッサリなくなりました(笑)*1 その出力ローパスの影響はすさまじく、一晩電源入れっぱなしで低音は出るようになったものの、サンスイアンプ独特の元気さも少なく若干つまらない音になりました(苦笑) どうも独特の味付けのだったみたいですね。(後注:アイソレータと呼ばれる容量負荷に対する補償回路であり下手に取ると危険です。またアイソレータはそこまで音質が変わるものではなさそうです。単なるエージングの問題の模様)
まだまだエージングしないと何とも言えないですけど。プリアンプのコンデンサ置き換えと接点の掃除をしたいところですが……今日中に組みあがるのかなぁこれ(汗
聞き込んでみて
プリアンプを通した方が音に味がある感じです(パワーアンプダイレクトの方が源信号に忠実なんでしょうけど)。多少エージングが進んだのかサンスイっぽい鳴りも若干戻ってきました。SNの高さは、名声どおりです。
パワーアンプ部と電源の劣化してる電解コンデンサは(要するに全部)MUSE-FGに取り替えてあるんですが、音の透明度はあるものの、解像度というか定位というかがまだイマイチな気がします。どこかで位相が回転してるんじゃないだろうか? 自作の小型バックロードホーン(FE83E)という時点でフラットな秀逸なF特なんてものは求めてないのですが、位相ずれ(回転)だけは起こって欲しくないです。というのも、歪みはもとより位相ずれも音に悪いような気がしてまして、昨日出力コイルを取っ払ったのもそのためです*2。
サンスイの味を残しつつより広帯域化*3したいところ……と思いながら回路図を眺めています。*4
- 終段ドライバ用トランジスタのデカップリング(電源平滑用)コンデンサが3.3uFの直列(実質1.5uF)になっているけど、ここには100uFぐらい付けた方がいいと思う。
- パワーアンプ部はDCアンプ(SEPP)になっているんだけど、あちこちで正/負信号ライン間に何カ所も直接コンデンサがはさんであるのが気になる。一部外していいものやら……
パワーアンプの終段出力を0.047uFと10Ωの直列でグランドに落としてる(NFBとは並列)。高域発振防止? のようなこれもまた外したいような……(危険です)- プリアンプの結合コンデンサが100uF 35Vの直列になっていて、交換用に100uF 100vのMuse B.P.(無極性コンデンサ)を1ヶを買ってあるのだけど、ある程度電圧かけないとハンダ付け時のコンデンサの被膜が元に戻らないって話だからいかがなものかと……。突入電流のためには、たしかに60V以上の耐圧は必要なんだけど、50V 470uFぐらい付けたいところ。