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2008/08/25(月)日記 2008-08-25
REY25とLF
タクマン電子のREY25がようやく手に入ったため、音質をテストしました。結論から言うと多摩電気工業LFとほとんど変わりません。詳しくはここら辺に書きました。
最初聞いてたとき、REY25の方が明らかに悪くて困ってたのですが、時間が経つとほとんど一緒の音。最初の音の悪さや時間経過による音の変化までほとんど一緒というめずらしい奴です。よくよく聞くとわずかに違いますが、これを簡単に聞き比べられる人はいないんじゃないかと思います。耳良い人なら「ぜんぜん違う」とか言われるかもしれませんけどね。
USB-DACその後
あと、試験用の基板を何枚か製造して微妙な回路変更で聞き比べをしています。一部を変更することでもう少しだけ音質は向上するようです。エージングに時間がかかるため素早くは無理かもしれませんが、いずれ元記事を変更します。
それとケース加工用の資料(穴の印刷イメージ)を用意しました。参考までに。
にしてもオペアンプ取り替えるとコロコロ音が変わるので、実に遊び甲斐があります(笑)
追記
L4, L5にも直列に10Ωを付けると明らかに中域の明瞭感が増します。低音については変化しないと思いますが、自分の耳だけでは不安なので、もしチャレンジした人は感想くださると嬉しいです。
低電圧ヘッドホンアンプ
司さんに進められたLME49721を試聴してますが、LMP7732と近い音でなかなか良いです。LMP7732の方がわずかに艶っぽい感じで、LME49721の方がタイトでクリアですね。この辺も好みかなー。
2008/08/21(木)日記 2008-08-21
こて台
もうスポンジがボロボロになっていたのですが、よく考えたらスポンジって安く売ってるんですよね。というわけで変えてみました。
10年以上使ってるんだなー、これ。
AD797
AD797はアナログデバイシズの超低ノイズオペアンプです。0.1~10Hzノイズも大変優秀で、過去の解析結果からいえば、とても優秀な音がしなければおかしいのですが、あまり良い音がしません。
前から不思議に思っていたのですが、その答えがこちらのサイトにありました。
あれれっ? ときどき雑音が大きくなる。雑音だから、ある程度大きさが変動するのは当然だけど、いままでみたことのないパターンだぞ、これは。ときどき階段状に変動する。
これはきっと、今まで見たことのない、「バースト雑音」だっ!
雑音測定(78):超低雑音OPアンプAD797Aの雑音測定
ものすごく納得。20Hz~の測定だと(しかもいわく付き(謎)のU55SXでの測定だと)低域雑音性能は評価しきれないんじゃないかと思っていたんですが、やっぱり実測することの威力(価値)は違いますね。
そして
何かポチっとしたらしい。まだ1時間ぐらいしか鳴らしてませんが*1、さすがにA500とは格が違います。妙なこもり(音の圧迫感)がなく綺麗。そして開放型と違って低音がクッキリ綺麗に(分かりやすく)鳴ります。
ちなみに買った理由ですが、audio-technica(オーテク)の高能率系ヘッドホンしかないと回路テストに困るんですよ(ぉ*2
2008/07/08(火)日記 2008-07-08
疲れました、耳が(笑)。連日耳を酷使しすぎると、耳鳴りがするんですよね。それなんで気を付けてるんですが。DAC含め、そろそろ耳の方が限界です。つまり良すぎてよく分からない。
当面のタスク
- DAC用フィルムコンの聞き比べ(予想通りPPS圧勝)。
- DAC用LPFオペアンプ聞き比べ(LT1115(LT1028ACN)かLT1037に絞った)。
- その他, OPA211(LT1037に近くLT1037の方が上), AD8671(味付き)も良い。
- DACプリント基板起こし。
- ヘッドホンアンプ基板起こし。
- ヘッドホンアンプボリューム(2CP601)の入手検討
- 2SK170/2SJ74先行発注か。
- オペアンプ/FETと音質の関係の追求。
DACについては回路は確定。オペアンプ次第でLPFを少し変えるけども、この辺は柔軟対応できるようにしておいて先に基板起こした方がいいのかも。スッキリした音の(クリアで綺麗な)LT1037か、モニターライクなLT1115か。
ヘッドホンアンプはFETを先に発注かけないとなんですが、単3電池(ニッケル水素)2本で某オペアンプが動きそうで、しかもそこそこ高音質なのでそれもありかと。しかしこいつを仕上げるのは少し時間かかるので、FET型で作っておくかなあ。*1
どれから手を付けるべきか。製作を先行させないといつまで経っても形にならない。
結局
プリント基板を起こし始めました。PCBEで書こうかと思ったけど使いにくさに耐えきれなくなって、MBEにしました。EAGLEとかもいいけど、基板にあれこれ細工しようとすると*2配線チェック機能が逆に邪魔に……。
後日談
DACが調子悪いなぁー、いつもの音が出ないなあ、もっさりしてるなあ……と思ったら、試聴用にLT1037に載せ替えたのを忘れてました(汗)。時間経って音変わってきたけど*3、LT1115には敵わなそう。好みの問題ですが、音がまったりしてる(ゆるい感じ?)。
2008/07/03(木)日記 2008-07-03
HDDクラッシュ?
HDDによくファンとか付いてたりしますけど、うるさいから止めてしまうんですよね。元々ファンなんか付いてない小型(Mini型)マシンがあって、HDDを高回転のもの(Seagate Barracuda ATA V/UDMA)に交換したら天版が触れないぐらい熱くなるありさま。
そんなマシンが故障しまして、色々確認してみるとHDDがうんともすんとも言わない。仕方ないので分解したらこの有様でした。
あまりの熱に制御基板のICが焼身自殺。たしかに熱だろうとなんだろうとディスク(磁気円盤)は物理的には壊れなかったけども、こりゃないよなぁ…。どんなに静かでも熱くなるディスクは嫌いです。中のデータはどうでも良いのですが、再インストールが面倒なのでとりあえず救出に挑戦かな。
フィルムコンの音質
色々比べ始めてますが、ひとつの傾向が見えてきました。予想通り、誘電体損失(誘電体雑音)の特性が命のようです。
ポリエステル(マイラ) < ポリプロピレン < スチコン, PPS
決め手はスチロールコンデンサ(ポリスチレン/PS)やポリフェニレンサルファイド(PPS)コンデンサの優れた誘電体特性。意外にあっさり決着しそうですが、未入手のEROのコンデンサ(KP1830/ポリプロピレン)の実力は、はたして?
※検索するとPPSの音質に着目している人、そこそこ居るみたいです。
2008/07/01(火)祝30万アクセス
みなさまのおかげで30万アクセスを達成しました。ありがとうございます。ハードウェア(オーディオ関係)の記事が多く「よく分からない」という苦情がたまに来……もといもはや来なくなりましたが(苦笑)、ソフトウェアからハードウェアまで総合技術屋ブログとしてこれからも頑張っていきます。
ニッパ
ほんの出来心で、秋月の抵抗を分解しようとニッパでギュって握ったら、ニッパの方が壊れてしまいました。○の部分をみれば分かりますが先端が開いています。これでは、先っぽでちょいとリード(銅線)を切ることができません。
これじゃまるで仕事にならんので、新品を買いました。同じものです。ちなみに、壊れたニッパを直そうとしてラジペンでニッパを握ったら、今度はラジペンにガタが入ったのはナイショです(汗)。
フィルムコン
USB-DACがいよいよ大詰め。LPFフィルムコンを選定しようと、いくらか揃えてみました。左から「ニッセイAMZ」「ニッセイAPS」「銅箔スチロールコンデンサ」です。
案の定、抵抗やオペアンプほど差は大きくありません*1。比べるとAMZは多少歪みっぽい音がします。解像度ではニッセイAPSが一番。
海神でインスピレーションだけで買った銅箔ポリエステルコンデンサ(通称、銅箔スチコン/サンリング電子)。解像度感*2は他に劣るんですが、これがまたいい。ヘッドホンアンプ含め非常に味付けの少ないシステムに、こいつが唯一の味付けとなって「それはそれは心地よい豊かな音」がします*3。古い(悪い)ソースでも粗を目立たなくさせる感じかな。でも、この銅箔スチコンは製造中止品。フィルムコン探しの旅が始まりそうな予感です。
告知
30万ヒット記念ということで告知。このUSB-DACはキット化します。お楽しみに。銅箔スチコンを付属することは不可能なので、みなさんのフィルムコンのおすすめとかあったら教えてください。
オペアンプ
このリストのオペアンプを発注かけてます。さすがに全部とはいかなかったので、いくつか気になるものだけ。DigiKeyで買うときはいつもまとめて買うようにしていたのですが、いつの間にか7500円以上送料無料になったらしく、これからはマメに買い物できます。