SE-U55SX分解レポート

はてブ数 2007/12/03電子::SE-U55SX

本体

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部位解析仕様
電源nichicon RU / 2200uF 16V
ボリュームALPS2連ボリューム / RK14Kシリーズ
DACコンデンサ/Digital部OS-CON SP型 / 270uF 16V
出力カップリングコンELNA SILMIC II / 47uF 35V
DACBB PCM1796 / SN:123dB, THD+N:0.0005%
ADCAK5385BVP / SN:114dB
ヘッドホンアンプOPAMP NJM3414A(NJM3414AHC9) (SSOP) / +1倍(buffer)動作
  • オペアンプはほぼすべて NE5532A (DIP/SOP) です。
  • オペアンプの電源は +8V/-7.5V(内部DC-DC) です。
  • ヘッドホンアウトは LINE OUT の信号がそのままボリュームへ流れています。
  • その他の黒い電解コンは1箇所除き、デジタル部もすべて「TK製AUDIOコンデンサ」です。("TK"と"AUDIO"のみ刻印されています。詳細不明)
  • 茶色い奴はフィルムコンです。ポリプロピレンフィルムだと思いますが詳細不明。
  • 水晶発振器は2つ。24.576MHz(DAC用?/256分周で96kHz)と11.289MHz(DAC/DSDクロック)です。
  • デジタル回路に使うOS-CONをSP型(OFCリード)にする必要はあったのでしょうか(謎)。*1
  • ヘッドホンアンプ(1倍バッファ)の NJM3414A 出力電流は大きく取れますがあまり性能はよくありません。単電源で使用しているため、出力までにカップリングコン(TK)を2つ経由します(バイパス不可)。ヘッドホンアンプはあくまでおまけなのでしょう。*2
  • LINE OUTのオペアンプは、なぜかDIPてす。回路実装を考えたら意味は全くないので、載せ変えを考えたはからいにしか思えない。
  • 今時めずらしく、表面実装電解コンが1つもありません。
  • この音響用カーボン抵抗(リード)はなんでしょう?

出力カップリングコンのSILMIC IIを外そう(ジャンパしよう)と思っていたのですが、その前段に20mV以上のDCオフセットが漏れているため諦めました。

*1 : SA型よりたしかにESRは低いのですが

*2 : DC直結に改造するとかなりマシになりますが、NJM4580レベルの音質でした。

ノイズの観測

アダプタ電源DAC電源(3.3V)DAC電源(5V)LINE OUT
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DAC_DC_noise.jpg
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アダプタの観測。重さからスイッチング電源であることは明かでしたが、オシロで観測するとスイッチングノイズで出ています。スイッチング速度は40kHzです。消費電流は常時 620mA 程度でした。

DACのデジタル部(+3.3V)電源はかなりノイズ混じりですが、この部分にノイズがあってもなくても音質にはさして意味はありません。アナログ部電源(+5V)はTKのコンデンサ(470uF 10V)ですが、かなり綺麗です。ここを低ESRコンデンサに変えるとよりノイズが減ると予想されます。

出力は1kΩ終端時のものです。かなり大きなノイズが漏れています。これでどうやったらSN 115dBなのか疑問に思うかもしれませんが、これらのノイズは可聴域外なので、聞こえないし測定しても出てこないということでしょう。まだ謎のVLSC回路とやらを解析してないので分かりませんが、LPFが無いのかもしれません。→参照:SE-U55SXの電源と出力ノイズの謎

オペアンプ電源である+8V/-7.5VもAnalog+5Vと似たようなノイズレベルです。ただその平滑用コンデンサのパターンがOSコンやSILMIC IIと同じように作ってあるのに、TKのコンデンサが乗っているあたり謎です。載せ替えろってことでなのか(苦笑)

余談

無論保証外ですが、こんなケーブルを用意するとノートPC単体で使えます。これだけの性能の DAC/ADC がACなしでポータブルできるのはかなり魅力的です(たしか極性統一の#1だったと思います。違ったらごめんなさい)。

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謎のスイッチ

分解して基板を取り外した人はすぐに気づいたと思うのですが、本体裏に謎のスイッチがあります。通常使用時はオフのようです。このスイッチはUSBマイコンのあるピンに入力されていて、スイッチの状態を観測するようになっています。

解析したところ、スイッチONのままUSBデバイスを認識させると「USB Device Update mode」になりました。使用しているUSBマイコンには、USB経由でファームウェアをアップデートする機能があり、そのためのスイッチのようです。*3

追記。こうやって使うらしい(笑)

*3 : ちょうどスイッチに当たる部分に、本体に穴が開いています。

SE-U55SXの概要

はてブ数 2007/12/01電子::SE-U55SX

さすがオーディオメーカーだけあって公式サイトを見ても謎が深まるばかりで仕様がまったく分かりません。仕方ないので、簡単にまとめてみました。

開封レポート

本体

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ACアダプタ

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5V 1Aの中国製ACアダプタです。5Vってことは別にUSB給電でも起動できるってことですね。ニッケル水素×4本もありかも(あまり意味ない)。

どう見てもスイッチング電源です。本当にあり(ry*1

付属品

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光ケーブル1本とRCAケーブル(約1m)が付属します。同軸デジタルのケーブルは付属しませんが……まあ要らないでしょう。光ケーブルは2本ぐらいつけてくれてもいいような気もします。

*1 : 単独使用がどうのと言ってますが、どう考えても電流が足りなくて外部給電しただけです。

入出力同時使用について

入出力同時使用は、本体スイッチを切り替えることにより次方式を選べます。

スイッチ入力(最大)出力(最大)概要
USB×24bit/96kHzUSB再生モード
LINE24bit/96kHz×アナログ録音モード
DIGITAL24bit/96kHz×DIGITAL録音モード
MIC16bit/48kHz16bit/48kHz入力マイクのみ

一番下のモードではLINE入力はできない血迷ったとした思えない謎の仕様です。LINE出力とLINE入力を同時に行うことはできないので、ループバックテストはできません

マイク入力機能自体、まったく要らないのですが。

仕様の謎

広報資料ではよく分かりませんが、幸いマニュアルを読むとスイッチやコネクタの配置など製品情報を知ることができます。

  • ACアダプタを差さず、USBのみ接続しただけではUSBデバイスとして認識しない。
  • ACアダプタを差すと、LINEのパススルーやヘッドホンアンプとして使えます。
  • USB オーディオとして汎用ドライバで認識し使用できます。
  • 本体の(アナログ)ボリュームは「LINE入力」と「ヘッドホン出力」の2つです。
  • PHONE および MIC 端子は前面に付いており3.5φ(スレオミニ)ジャックです。
  • LINE入力モード(LINE)とLINE出力モード(USB)はダイナミックに切り替えることができます。ソフトウェア的にはどちらのデバイスも同時に存在するように見えます。例えばLINE入力モードに切り替えると「無音のデータが再生」され、LINE出力モードに切り替えると「無音のデータが録音」されます。

マイク入力モードの謎

MICモードに設定した場合の挙動です。

  • マイク入力モードとその他のモードを切り替えた際は、USBデバイスとして再認識させる必要があります(本体電源を切るか、一度USBケーブルを外せと指示がある)。
  • マイク入力した信号はヘッドホン端子及びLINE OUTからミックスして出力されます。本当に要らない仕様です。訳が分かりません。
  • おそらくそれが原因で、MICモードに切り替えるだけで、明らかにLINE OUT(PC再生音)の質が落ちます。
  • マイク端子はモノラル入力です。
  • マイク端子からは +4.6V DC が出力されています(プラグインパワー対応)。
  • マイク入力はマイク専用に設計してあるようで、LINE OUTのボリュームを絞ってMIC入力に繋ぐのはかなり無理があります(音が割れたりしてうまくいきませんでした)。

2007/11/28(水)ポチっとな

asin:B000XR2OBS

またポチっとなしてしまいました。浪費ではありません。これは測定器です

測定器にしては96kHzまで(192kHzではなく)とか微妙な仕様ですが、USB接続による持ち運びのために涙を飲みました。E-MU 0404 USB? なにそれおいしいの?(ぉ

Amazonの割引

Amazonで買ったのですが、エレクトロニクスの5%ポイント還元がいつのまにかなくなっていてしょぼーんな感じでした。その分限金値引きなんでしょうか、よく分かりません。キッチンとか書籍のポイント還元は残っているのに。