SE-U55SXの概要
さすがオーディオメーカーだけあって公式サイトを見ても謎が深まるばかりで仕様がまったく分かりません。仕方ないので、簡単にまとめてみました。
開封レポート
本体
ACアダプタ
5V 1Aの中国製ACアダプタです。5Vってことは別にUSB給電でも起動できるってことですね。ニッケル水素×4本もありかも(あまり意味ない)。
どう見てもスイッチング電源です。本当にあり(ry*1
付属品
光ケーブル1本とRCAケーブル(約1m)が付属します。同軸デジタルのケーブルは付属しませんが……まあ要らないでしょう。光ケーブルは2本ぐらいつけてくれてもいいような気もします。
入出力同時使用について
入出力同時使用は、本体スイッチを切り替えることにより次方式を選べます。
スイッチ | 入力(最大) | 出力(最大) | 概要 |
---|---|---|---|
USB | × | 24bit/96kHz | USB再生モード |
LINE | 24bit/96kHz | × | アナログ録音モード |
DIGITAL | 24bit/96kHz | × | DIGITAL録音モード |
MIC | 16bit/48kHz | 16bit/48kHz | 入力マイクのみ |
一番下のモードではLINE入力はできない血迷ったとした思えない謎の仕様です。LINE出力とLINE入力を同時に行うことはできないので、ループバックテストはできません。
マイク入力機能自体、まったく要らないのですが。
仕様の謎
広報資料ではよく分かりませんが、幸いマニュアルを読むとスイッチやコネクタの配置など製品情報を知ることができます。
- ACアダプタを差さず、USBのみ接続しただけではUSBデバイスとして認識しない。
- ACアダプタを差すと、LINEのパススルーやヘッドホンアンプとして使えます。
- USB オーディオとして汎用ドライバで認識し使用できます。
- 本体の(アナログ)ボリュームは「LINE入力」と「ヘッドホン出力」の2つです。
- PHONE および MIC 端子は前面に付いており3.5φ(スレオミニ)ジャックです。
- LINE入力モード(LINE)とLINE出力モード(USB)はダイナミックに切り替えることができます。ソフトウェア的にはどちらのデバイスも同時に存在するように見えます。例えばLINE入力モードに切り替えると「無音のデータが再生」され、LINE出力モードに切り替えると「無音のデータが録音」されます。
マイク入力モードの謎
MICモードに設定した場合の挙動です。
- マイク入力モードとその他のモードを切り替えた際は、USBデバイスとして再認識させる必要があります(本体電源を切るか、一度USBケーブルを外せと指示がある)。
- マイク入力した信号はヘッドホン端子及びLINE OUTからミックスして出力されます。本当に要らない仕様です。訳が分かりません。
- おそらくそれが原因で、MICモードに切り替えるだけで、明らかにLINE OUT(PC再生音)の質が落ちます。
- マイク端子はモノラル入力です。
- マイク端子からは +4.6V DC が出力されています(プラグインパワー対応)。
- マイク入力はマイク専用に設計してあるようで、LINE OUTのボリュームを絞ってMIC入力に繋ぐのはかなり無理があります(音が割れたりしてうまくいきませんでした)。